お口の健康と全身の健康について

お口の健康と全身の健康

厚生労働省は国民の健康増進を図る施策として2000年に「健康日本21」を施行しまし、国を挙げて糖尿病、がん、循環器疾患などを非感染性疾患としてこれらの予防を目的とした生活習慣の改善をする取り組みが始まりました。この中の一つに歯・口腔の健康が含まれ、セルフケアの促進、専門家による支援、定期管理、普及啓発の対象となりました。

日本は長寿大国となり、次のステージとして健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間:厚労省の定義)の延伸が課題となっています。65才以上を対象とした調査では、残っている歯が19本以下と20本以上の人を比較すると、 要介護状態になる割合が1.2倍という報告があります。また、進行した歯周病の人は肥満、高血圧、脂質異常などのメタボリックシンドロームの発症が1.6倍になることも、明らかにされました。

これらのデータから口腔ケアは 健康寿命の伸長にとって基本的な要素であることが示されます。私たち歯科医療に関わる者は、皆様の元気な生涯を土台で支える使命があることを強く自覚し、口腔の健康増進に取り組みます。

各疾患と口腔内の状態との関連

糖尿病 ~ 歯周病治療で血糖コントロール改善

歯周病が進行すると深い歯周ポケットが形成されます。この中で歯周病菌は増殖して歯を支える骨を破壊します。また同時に歯周ポケットからは炎症を活性化させる物質が放出されて全身にまわり、血糖値のコントロールに大切な役割を担うインシュリンの働きを抑制し、糖尿病の発症や病状の悪化を誘発します。

糖尿病の患者さんに歯周病治療を行うことにより、HbA1cの値が改善されることが世界各国の論文でも示され、現在糖尿病専門医と歯科医との連携が推進されています。

がん ~ 口腔ケアががん治療の質を向上

化学療法、放射線療法、外科療法、緩和領域などのがん治療前後にも、口腔清掃を行い、口腔衛生状態を良好に保つことで口腔粘膜の炎症などの合併症の症状を軽く抑えることにより療養生活の質を向上します。病院と歯科の周術期連携はすでに保険診療として行われています。

脳血管疾患 ~ 口腔ケアでリスクが軽減

脳血管疾患(脳卒中)は要介護状態となる原因の一位です。また後遺症となる飲み込む機能の低下により、引き起こされる誤嚥性肺炎は重篤な感染症として命に関わる影響を与えます。

男性では残っている歯が24本未満の人は25本以上の人に比べて虚血性脳卒中のリスクは1.57倍になるという研究報告があります。更に重度歯周病の65才以下の男性は特に関連性が大きいとのことです。
その他多くの研究で歯が残ること、口腔清掃状態を良好にして歯周病を予防することが、 脳卒中を起こりにくくすることに繋がることを示唆しています。

心疾患 ~ 歯周病や虫歯は心疾患のリスクとなる。

生活習慣が引き起こす心疾患

心臓に血液を送る冠動脈が詰まったり狭くなり血液の供給が悪くなることで心臓に負担がかかり、心疾患が引き起こされます。原因として、飲酒、喫煙、運動不足、肥満などの生活習慣が影響することは知られてます。これに加え、口腔衛生状態の悪化も影響があります。

アメリカ、ドイツの大学で行われた研究で3週間、歯磨きを停止したところ歯垢の細菌が血液内に入り込んで毒素を出して動脈硬化を示す値が上昇し、歯磨きを再開すると正常に戻ったという報告がなされました。 歯磨きが血管の健康度を左右することが示されたわけです。デンマークの大学でも口腔の健康度と脳梗塞の発症の関連性が示されました。

このように歯周病治療を行うことにより、血管の健康度は改善されます。
参考:生活習慣病(NCDs)の予防・治療に役立つお口のケア Vol.1 No.1 公益財団法人8020推進財団編

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