こんにちは。
横浜市港北区の歯科医院 眞美デンタルオフィスです。
こちらのブログでは脳歯科や東洋医学などの話題を書いています。
当院では通常の歯科治療と共に、東洋医学や脳歯科などのホリスティックな治療を取り入れて、患者様に最適な治療を選択するようにしています。
今日は座っていることによっておこる体の変化のお話です。
オーストラリアの研究機関の調査によると、日本人成人の平日に座っている時間は、研究対象となった世界20カ国の中で最も長く、1日平均420分(7時間)に達しています。
産経新聞2019年6月27日の記事より
https://www.sankei.com/article/20190627-ACQT475XARK6NLNYKUR3SZJ6P4/
日本とサウジアラビアが400分超え、他の国は殆どが5時間代ですね。
この報告は世界的なパンデミック前の調査ですので、外出規制やリモートワークなどで一時期はもっと増えていたでしょう。
今でもリモートワークはスタンダードとして定着したので、2019年より時間が増えているのではと思います。
この生活の変化は私たちの身体に影響があるのでしょうか?
調べてみると座っている時間が長いほど心身共に健康を害する可能性が高まるとの研究結果も次々発表されています。
血流が下半身に滞りやすくなるため、血圧上昇や心疾患リスク。
肥満の増加や慢性炎症の増加による循環器系の疾患のリスクなどが高まります。
また精神的にも身体活動の減少や社会的孤立、ストレスホルモンの影響などで不調を招きやすくなります。
口の中でも歯科医として大人の虫歯の増加、食いしばり、顎の不調やそれに続いて起こったと思われる肩こりや首の痛みの増加を実感します。
脳歯科では治療の時、立った状態、仰向けに寝た状態で天地人の流れや、気の巡りの診査を行っていました。
しかしつい最近、座っている時はこれらと異なった対応が必要ということを脳歯科主宰者の藤井佳朗先生が注目され、新たな視点が加わりました。
実際、立った状態で私達が横から全力で押してもびくともしない程の安定を示していても、座位で同じように横から押すと簡単に倒れてしまう方がいらっしゃいます。
このような場合、座位で安定が得られるように別の調整が必要です。
バランスの悪い状態で座って仕事をしていると、無意識に身体でそれを補完しようとして無理な力が必要になります。
デスクワークなどの前傾姿勢では5キロぐらい(お米一袋分です!)の頭部を支えなくてはならず、顎も重みで前に下り、いわゆる噛み合わせも変化します。
これでは首や肩、背中にかなりの負担がかかります。結果として、筋肉が疲労で硬くなり、血流障害や神経の圧迫を引き起こすことは容易に想像できます。
そして首肩だけではなく、実は後頭部は眼の動きにも関係する筋肉もあります。
首肩、目の疲れ、デスクワークにはつきものかもしれませんが、日々長時間の座位は確実に全身に望ましくない影響を及ぼします。
肩が凝ってしまってからマッサージなどをするよりも、バランスの良い状態で座ることが最大のケアではないかと思います。
脳歯科的にはそれをお口の中からアプローチすることにより改善を目指しています。
もし慢性的な痛みや機能低下がある場合、その原因がお口の中にあるかもしれません。
脳歯科の治療を選択肢の1つとお考えでしたら、ぜひご相談下さい。
また一般歯科治療でも身体に最適な治療を受けたいと思われる方もご相談下さい。
脳歯科の初診は一般の歯科治療の場合とは異なり、2時間のご予約時間をお取りします。
このためご予約の際には必ず脳歯科希望の旨をお伝えいただき、時間を確保させていただけますようお願い申し上げます。
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