こんにちは。
横浜市港北区の歯科医院 眞美デンタルオフィスです。
こちらのブログでは脳歯科や東洋医学などの話題を書いています。
当院では通常の歯科治療と共に、東洋医学や脳歯科などのホリスティックな治療を取り入れて、患者様に最適な治療を選択するようにしています。
今日は肩が前に入ってしまう、いわゆる前肩・巻き肩のお話です。
歯科の治療は椅子を倒して水平に寝ていただくために、肩が私の目線のすぐ下にあります。
肩が完全に治療用の椅子の背もたれに着いている方もいらっしゃいますが、肩が椅子の表面から浮き上がっている方もいらっしゃいます。
立ち上がってドアに背をつけていただくとやはり肩が着きません。
ご本人も「私って前肩なんですよ、姿勢悪いんです。」
と、おっしゃいます。
肩が前に入ると胸郭が狭まり、呼吸が浅くなりがちです。
また首が前方に下がるので、首や肩の筋肉が緊張してコリや痛み、寝違えに繋がることが起こりやすくなります。
そしてそれに伴い、下顎も前に出がちなり、噛み合わせが変わってしまうこともあります。
こうやって考えると前肩(巻き肩)であることは良いことは1つもありませんね。
ご自身もそう思っていらっしゃるようで、「なるべく胸を張るように意識してるんですが、すぐに戻ってしまうんですよね。」という会話に100%近いくらい展開します。
いわゆる猫背というのも巻き肩ということになると思います。
日本人に猫背、巻き肩、前肩の人はどれくらいいるのかと検索してみました。
一説によると、日本人の8割は巻き肩、猫背、及びその予備軍ではないかという記事がありました。(東洋経済オンライ2019/04/27 小林 篤史 : 猫背矯正専門治療院V-Style代表より )
これはコロナ禍前の記事ですが、リモートワークが普及してパソコンと向かい合う機会が増えた今、ますます巻き肩、前肩、猫背の方の割合は増加しているのではないのでしょうか?
それで呼吸が浅くなったり、肩こり、首の痛み、頭痛などに悩まされている方、結果的に五十肩、四十肩で困っている方は多いと感じています。
胸を張ることを意識して過ごすことも大事ですが、なぜ肩が前に行ってしまうかの原因を取り除かない限り、楽になるのは難しいのではないかと思います。
背中の筋力がない場合もありますが、頭、首、肩、背中、腰のラインの歪みが原因であるならば、そこを調整しない限り胸を張ることが辛くて長続きはしません。
事実、五十肩、四十肩の方は皆さん肩の位置が前になり、肩は壁につきません。
肩をターゲットにして脳歯科の治療を行うと肩の位置も変わり、手が上がるようになれば背中は壁や背もたれにつくようになることが多いです。
肩がドアについていません
肩がドアの平面につくようになりました。
この写真の方も手が上がらないということで脳歯科治療を受けられました。
お口の中の調整は前歯、奥歯の側面の研磨と歯の縁の角を丸めました。
結果的に胸郭も開き、肩が壁につくようになりました。
それは顎の位置が変わり、続いて首との位置関係、肩と首の位置関係が変化するからです。
そして肩がちゃんと開くと呼吸も深くなったとおっしゃいます。
前肩、巻き肩、猫背は四十肩、五十肩の前兆でもあり、呼吸による酸素の取り込みも減少させています。
現状は痛みの伴わないない状態ですが、改善することでたくさんの「身体に良いこと」が起こるのではないかと思います。
結果に個人差はありますが、お口の中から改善できるかもしれません。
眞美デンタルオフィス
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