Dr.マミの歯のブログ

脳の誤作動として痛みを感じるということ

2024年9月12日 (木)

こんにちは。
 
 

横浜市港北区の歯科医院 眞美デンタルオフィスです。

 
 

こちらのブログでは脳歯科や東洋医学などの話題を書いています。
 
 
 
 
当院では通常の歯科治療と共に、東洋医学や脳歯科などのホリスティックな治療を取り入れて、患者様に最適な治療を選択するようにしています。
 
 
 

脳の誤作動というのは脳歯科でよく用いられる言葉です。
 
 
 

口の中の脳の誤作動を引き起こしている部分を修正することで、脳の働きを正常化して全身の不具合を治療するのが脳歯科です。
 
 
 

普段生活していると、脳の誤作動ということはあまり意識したことはないと思います。
 
 
 

 
 
 

私たちは脳からの様々な電気的信号によって動いたり考えたりしていて、それ自体が間違っていると思ったら何もできなくなってしまうからです。
 
 
 

あー疲れて頭が働かないなと感じられたことはあるかと思います。

そういう自覚できることも
全く気づかないことも含めて脳の働きはいつも絶好調というわけではないんですね。
 
 
 

 
 
 

今回は痛みを感じる時の脳の誤作動(痛覚変調性疼痛)について、実験をご紹介します。
※参照Craig, AD. et al. Nature. 1996, 384(6606), p.258-260.
 
 
 

この実験では被験者の手のひらに、20℃と40℃の熱源を交互に当ててみました。
 
 
 

すると手全体が「焼け付くような痛み」や「ドライアイスを触ったような冷たさ」に感じるという結果になりました。
 
 
 

20度や40度は、それぞれ単独で感じたらそんなに激しい痛みや冷たさを感じる温度ではありません。
 
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しかし被験者は、まるで激しい温冷刺激を受けたかのように感じています。
これがThermal grill illusion painと呼ばれる現象です。
これが痛覚変調性疼痛の特徴で、脳が誤って強い痛みとして感じてしまうのです。
 
 
 

脳内の状態としては、冷たい5℃や熱い47℃に触れた場合、痛みを感じる部分である前帯状回という脳のエリアが活性化します。でも、20℃や40℃だけなら通常このエリアは動きません。ところが、交互に触れさせる「Grill」状態では、脳が間違って認知してしまい、前帯状回が活性化して痛みが出てしまいます。
 
 
 

このように、痛覚変調性疼痛は「脳の中での情報処理」が関与している痛みと言えるのです。
慢性腰痛や舌痛症も痛覚変調性疼痛とされていますが、患者様の訴えで「燃えるような痛み」もっと強くなると「焼けた金属を押し付けられたみたいな激痛」という表現をされることがあります。
 
 
 

実際に舌の表面的には炎症も傷もないにもかかわらず、脳の誤作動により本来感じることのない苦痛を経験していらっしゃいます。
 
 
 
 
 
 

脳歯科の治療としては、お口の中の誤作動を引き起こす部分を探して修正することになりますが、今までの経験からそれが形であったり材質であったり歯並びであったりと様々であると感じています。
 
 
 

普段私たちが意識することもなく、当たり前に信じている脳の働きは時として誤作動することもあるのです。

 
 
 
※治療結果は全ての方に共通するものではありません。
治療経過、結果については個人差があります。

 

もし慢性的な痛みや機能低下がある場合、その原因がお口の中にあるかもしれません。
 

 
脳歯科の治療を選択肢の1つとお考えでしたら、ぜひご相談下さい。

 
また一般歯科治療でも身体に最適な治療を受けたいと思われる方もご相談下さい。
 

 

脳歯科の初診は一般の歯科治療の場合とは異なり、2時間のご予約時間をお取りします。

 

このためご予約の際には必ず脳歯科希望の旨をお伝えいただき、時間を確保させていただけますようお願い申し上げます。

 

 

眞美デンタルオフィス
https://www.mamidentaloffice.jp/braindentistry/

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食事で噛めない、噛みにくいということ

2024年9月5日 (木)

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今日は食事が噛みにくいというお話です。
 
 
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噛めないという訴えで脳歯科の治療を希望して来院される方がいらっしゃいます。
 
 
 
そういう方には大きく分けて2つの状態があります。
 
 
 
・実際に噛んでいただくと、目で見てわかるほど隙間の空いている部分がある。
 
 
・上下の歯は当たっているにも関わらず、噛んだ感覚が今ひとつしっくりこない。
 
 
 
今回は後者のお話を中心にお伝えします。
 
 
 
 

通常の診療を受けに初診でいらした方で、長い間治療を受けずか、なり歯の崩壊が進んでいても、食べにくかったでしょう」というこちらの言葉に
「いや、別にそんなに困らなかったです、食べてます。」
と答える方もいらっしゃいます。
 
 
 
実際は噛む効率(咀嚼効率)は低くても歯茎で潰したり、あまり噛まず飲んでしまっているかもしれませんが、ご本人にとってストレスにはなかったのだと思います。
 
 
 

あるいは咀嚼のKeyとなる上下の噛み合わせが残っていて、そこがうまく働いていたということもあります。
 
 
 
歯科医になって暫くそのようなを経験していると、「噛んでいる感覚」と、「噛んでいるという現象」は必ずしもイコールでなく、ズレがあるのだと思うようになってきました。
 
 
 
歯科で治療の時にカチカチして下さいと言って噛んでいただく赤や青の紙(咬合紙)は、上下の歯の当たっている場所やその当たりの強さを紙に塗ってあるカーボンの色素の歯の表面への付き方で見るためのものです。
 
 
 
これで結構しっかりと当たりが示されているにもかかわらず、ご本人は噛めないと感じていらっしゃることが、「噛んでいる感覚」と、「噛んでいるという現象」のズレと解釈しています。
 
 
 
 
噛むということには、歯の形、位置、力が加わった時の歯の僅かな動き、舌、顎の筋肉や関節というたくさんの要素が影響しています。
 
 

 
本来、噛んでいる時は口の中で食べ物の硬さや形状を感覚で理解し、噛む力や回数を調整したり、舌で食べ物を運びながら噛む場所を合わせて食べています。
 
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実はこれはかなり高度で複雑な動きです。それを無意識にやってしまうのですから、身体のコントロール機能は本当にすごいと驚くしかありません。
 
 
 
 
しかし、何かで噛みにくいと感じるとそれが無意識から有意識の噛む行為に変わってしまいます。
 
 
 
どうしたら噛めるか?どこで噛めばいいか?と悩まれてあれこれ試行錯誤したり意識して噛んでいるうちに、本来無意識でやっていた身体の精密なコントロール系統が少しの変化で変わってきてしまい、違和感が続いてしまうということになっていらっしゃるのではと推察され、脳の誤作動の1つと考えています。
 
 
 
簡単に言うと、いわゆるイップスのようになっていると捉えていますので、歯だけの問題として考えると、なかなか解消されないと思います。
 
 
 
このような方には脳の誤作動を解消するために、脳歯科の治療を試みることも1つの選択肢となるのではないでしょうか。

但し実際に治療をしてみると、数回で治癒、あるいは支障がなくなるような改善が見られた方は多くいらっしゃいますが、中には支障ない改善まで時間を要する方もいらっしゃいますのでご自身の意思で決められて下さい。

 
 
 
※治療結果は全ての方に共通するものではありません。
治療経過、結果については個人差があります。

 

もし慢性的な痛みや機能低下がある場合、その原因がお口の中にあるかもしれません。
 

 
脳歯科の治療を選択肢の1つとお考えでしたら、ぜひご相談下さい。

 
また一般歯科治療でも身体に最適な治療を受けたいと思われる方もご相談下さい。
 

 

脳歯科の初診は一般の歯科治療の場合とは異なり、2時間のご予約時間をお取りします。

 

このためご予約の際には必ず脳歯科希望の旨をお伝えいただき、時間を確保させていただけますようお願い申し上げます。

 

 

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脳歯科って普通の歯科治療はやらないの?

2024年8月15日 (木)

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脳歯科をやっていると普通の歯科治療はしないの?
という質問をいただくことがあります。

 
 

 
 
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なかなか答えに困ってしまうのですが、簡単に答えるなら
「毎日歯科治療をしています。」

脳歯科は「口腔内の調整で関連している全身の不調を改善する」ということが目的です。
 
 
 
全身の中にはもちろん口腔も含まれますし、首、肩、腕、腰、膝などなど。
 
 
 
これらは通常歯科と関連があると思われていないことも多いです。
 
 
 

そこで口との関係を認識していただくために、脳歯科関係者からは、あえてその関係性がわかりやすいケースを発信していることが多いと思います。
 
 
 
そのため、腰痛や肩の痛みなどを治すための治療というイメージがあるのかもしれません。
 
 
 
しかし、Oリングテストで共鳴している波動を探して修正するのは、患者様に装着していただく義歯、被せ物の調整や知覚過敏症の治療、顎関節症など一般の方が歯科治療と思われることのほぼ全てに使います。
 
 
 
当院では脳歯科治療をしていない方も来院されますが、私が拝見するほぼ全ての方の治療はOリングテストをしながら行っています。
 
 

ただその場合は、一人Oリングやアシスタントの衛生士を使ったら間接法でテストをするので大部分の患者様は気付いていらっしゃらないです。
 
 
気づいた方は「それは何をやってるんですか?」と聞かれることもあるのでご説明をしています。
 
 
 
 
 
 
今日もかなり強い知覚過敏の患者様がいらっしゃいました。
 
 
 
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訴えのあったのは
右上の歯の頬側の根元でしたので、ここを
Oリングでテストすると+(異常なし)でした。
 
 
 
そこで原因は他の場所にあると判断し、お口の中の全体を順番にOリングテストで調べるとちょうど対角線上にある反対側の左下の歯の金属の縁に−(異常あり)の反応が出ました。
 
 
 
詰め物の金属の端が隣の歯と高さが合っていなくて0.5ミリほどの僅かな段差ができている状態でした。

本来詰め物を作る時には隣の歯の縁と詰め物の高さを合わせるのが原則ですのでこれは望ましくない状態です。
 
 
 

そこで研磨用の切削器具で回転数、回転方向、削る方向をOリングで決定してからシュッシュッと2回くらい触って削り、高さを合わせました。
 
 
 
その後すぐに口を開けたまましみていた歯に強いエアーをかけてみても全くしみなくなりました。
 
 
 
その後一回起きて口をゆすいでいただいてから、もう一度エアーをかけてもしみませんでした。
 
 
 
高さを合わせて、エアーをかけて〜時間的には10秒位のうちに起こった変化です。
 
 
 
患者様はとても驚かれて、「え?これだけで?本当にかなり酷くしみていたんですけど??」
とおっしゃっていました。
 
 
 
 
 
 
これが波動による変化です。
知覚過敏を起こすような異常な波動が対角線上の詰め物のの端から出ていたのでした。
しかし
・一瞬にして変化が起こること
・症状と原因が必ずしも目で見ても一致していないこと
 
 
 
などからご本人にはとてもわかりにくいです。
 
 
 
一方、Oリングで順番にテストを進めている私達術者は一連の流れを追って結果が出ているというように捉えています。
 
 
 
 
 
 
他にも虫歯治療の削る形、使う歯科材料の選択など1日に私は1日の診療の間、何十回もOリングテストをしています。
 
 
 
 
 
 
脳歯科治療は、その方の身体が最適な状態となることを目的としているので、特に身体に影響を与えることの多い歯科治療は脳歯科的な見地から判断をして、日々の臨床を行っています。
 
 
 
※治療結果は全ての方に共通するものではありません。
治療経過、結果については個人差があります。

 

もし慢性的な痛みや機能低下がある場合、その原因がお口の中にあるかもしれません。
 

 
脳歯科の治療を選択肢の1つとお考えでしたら、ぜひご相談下さい。

 
また一般歯科治療でも身体に最適な治療を受けたいと思われる方もご相談下さい。
 

 

脳歯科の初診は一般の歯科治療の場合とは異なり、2時間のご予約時間をお取りします。

 

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原因が特定できない不調〜Oリングテスト、共鳴、空間の調整

2024年8月8日 (木)

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今日は原因がはっきりしない、長く続く不調についてのお話です。
 
 
 
例えば無理な姿勢で物を取ろうとして腰を痛めた、ずっと下を向いて仕事をしていたら首と肩が痛くなったというのは、明らかに筋肉や筋膜の炎症ではないかと想像しやすいです。
 
 
 
しかし、風邪をひいて発熱していたが熱も下がったのに体の怠さが続いたり、検査をしても特に何も異常がないのに体の不調が続くという時はその原因を突き止めることは難しいと思います。
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舌痛症なども、目で見て何も異常はないのに強い痛みで苦しんでいらっしゃる方は多いです。
 
 
また筋肉や骨に異常はないのに思うように身体が動かせなかったり、気持ちとは違う動きになってしまうということで悩んでいらっしゃる方もいらっしゃると思います。
 
 
 
西洋医学は局所的な原因→結果の関係性を突き止めて原因に対する治療を行うというのが基本的な考え方です。
特に病状が急性期には、速やかな改善が認めらることが多いです。
 
 
 
しかし、ここという限局された部位が特定できない場合には、無闇矢鱈に治療をすることができないので治療を進めることができません。
 
 
 
人の不調というのは先にも書いたようにここ!という原因を見つけるのが困難な状態で起こっていることも多々あります。
 
 
痛みは急性期には抹消で痛みを感じ、慢性痛に移行すると中枢で痛みを感じていることが研究でも明らかになってきました。
中枢となると、特定のピンポイントの治療は難しくなります。
 
 
 
こういう時には川の流れをコントロールするように上流へのアプローチが有効になると思います。
 
 
 
東洋医学の経穴(ツボ)、経絡という考え方や陰陽五行による養生、脳歯科の空間の調整や天地人の整えなどはこれに当たります。
 
 
 
脳歯科でよく用いられる例え話があります。
 
 
建付けの悪いドアを直すには家の歪みを整えることから。
ドアと枠だけの修理では家が歪んでいればまた不具合が出る。
 
 
 
身体も身体だけでなく、その人の周りの空間、チャクラ、天地人を詰まりなく繋ぐ存在の仕方、頭蓋骨の歪みなど、Oリングテストと口腔内の調整で整えることから脳歯科治療は始めます。
 
 
 

これは川の流れでいうところの上流にアプローチすることに当たります。
 
 
この段階でご本人が訴えていらっしゃる不調箇所にアプローチしていない段階でも、身体の状態が変化することを実感されることは珍しくありません。
 
 
 
これはOリングテストで目には見えない空間の異常と共鳴している口腔内の箇所の波動を整えることで、空間の異常を是正しています。
 
 
空間については見えにくいということでわかりやすいのは電磁波、化学物質過敏症なども特定困難な原因です。
 
 
 
しかし波動?共鳴って何?と思われる方もいらっしゃると思うので、簡単に述べますと、
「波動」と「共鳴」は、互いに関連しています。
 
 
 

波動とは、空間や媒質を通じてエネルギーが伝わる現象です。
 
 
 
音などがイメージしやすいと思います。
物質は全てそれぞれ固有の波動を持っていて常に微小の振動をしています。
 
 
 

共鳴とは、物体や物体の連なる系統が固有の周波数に一致する外部の振動や波動を受けると、その物体や系統の振動が増幅される現象です。
 共鳴は波動の影響によって引き起こされます。
 
 
 
日常生活では周波数を合わせて聴くラジオや、近づけるだけで振動が伝わる音叉などがこの原理で働いています。
 
 
 
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このように脳歯科では目に見える共鳴箇所を特定し、そちらを変えることで、見えにくい不調の原因箇所を変えていくことを意図しています。

脳歯科の診療で初診の問診を伺っていて、正直すぐに原因が絞りきれいことはあります。
しかし、空間、場、チャクラ、天地人を整えていくうちに見えて来たと実感することも多いです。
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ミルフィーユのように重なった原因を一つ一つ剥がしていくことで、最後の深層にたどり着くというイメージです。
 
 

もし慢性的な痛みや機能低下がある場合、その原因がお口の中にあるかもしれません。
 

 
脳歯科の治療を選択肢の1つとお考えでしたら、ぜひご相談下さい。

 
また一般歯科治療でも身体に最適な治療を受けたいと思われる方もご相談下さい。
 

 

脳歯科の初診は一般の歯科治療の場合とは異なり、2時間のご予約時間をお取りします。

 

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座っている時間が長いと

2024年8月1日 (木)

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今日は座っていることによっておこる体の変化のお話です。

オーストラリアの研究機関の調査によると、日本人成人の平日に座っている時間は、研究対象となった世界20カ国の中で最も長く、1日平均420分(7時間)に達しています。

 
 
 

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産経新聞2019年6月27日の記事より
https://www.sankei.com/article/20190627-ACQT475XARK6NLNYKUR3SZJ6P4/
 
 
 
日本とサウジアラビアが400分超え、他の国は殆どが5時間代ですね。
 
 

この報告は世界的なパンデミック前の調査ですので、外出規制やリモートワークなどで一時期はもっと増えていたでしょう。
 
 

今でもリモートワークはスタンダードとして定着したので、2019年より時間が増えているのではと思います。
 
 

この生活の変化は私たちの身体に影響があるのでしょうか?
 
 

調べてみると座っている時間が長いほど心身共に健康を害する可能性が高まるとの研究結果も次々発表されています。
 
 

血流が下半身に滞りやすくなるため、血圧上昇や心疾患リスク。
 
 

肥満の増加や慢性炎症の増加による循環器系の疾患のリスクなどが高まります。
 
 
 
また精神的にも身体活動の減少や社会的孤立、ストレスホルモンの影響などで不調を招きやすくなります。
 
 

口の中でも歯科医として大人の虫歯の増加、食いしばり、顎の不調やそれに続いて起こったと思われる肩こりや首の痛みの増加を実感します。
 
 

脳歯科では治療の時、立った状態、仰向けに寝た状態で天地人の流れや、気の巡りの診査を行っていました。
 
 

しかしつい最近、座っている時はこれらと異なった対応が必要ということを脳歯科主宰者の藤井佳朗先生が注目され、新たな視点が加わりました。
 
 

実際、立った状態で私達が横から全力で押してもびくともしない程の安定を示していても、座位で同じように横から押すと簡単に倒れてしまう方がいらっしゃいます。

このような場合、座位で安定が得られるように別の調整が必要です。
 
 

バランスの悪い状態で座って仕事をしていると、無意識に身体でそれを補完しようとして無理な力が必要になります。
 
 

デスクワークなどの前傾姿勢では5キロぐらい(お米一袋分です!)の頭部を支えなくてはならず、顎も重みで前に下り、いわゆる噛み合わせも変化します。
 
 

これでは首や肩、背中にかなりの負担がかかります。結果として、筋肉が疲労で硬くなり、血流障害や神経の圧迫を引き起こすことは容易に想像できます。
 
 

そして首肩だけではなく、実は後頭部は眼の動きにも関係する筋肉もあります。
 
 
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首肩、目の疲れ、デスクワークにはつきものかもしれませんが、日々長時間の座位は確実に全身に望ましくない影響を及ぼします。
 
 

肩が凝ってしまってからマッサージなどをするよりも、バランスの良い状態で座ることが最大のケアではないかと思います。
 
 

脳歯科的にはそれをお口の中からアプローチすることにより改善を目指しています。

 
 

もし慢性的な痛みや機能低下がある場合、その原因がお口の中にあるかもしれません。
 

 
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また一般歯科治療でも身体に最適な治療を受けたいと思われる方もご相談下さい。
 

 

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