Dr.マミの歯のブログ

口の中が変な味がする〜自発性異常味覚

2024年5月30日 (木)

こんにちは。

横浜市港北区の歯科医院 眞美デンタルオフィスです。

 

こちらのブログでは脳歯科や東洋医学などの話題を書いています。
 
 

当院では通常の歯科治療と共に、東洋医学や脳歯科などのホリスティックな治療を取り入れて、患者様に最適な治療を選択するようにしています。

 
 
 

本日は味覚のお話です。
 
 
治療にいらしている患者様から、いつも苦い味がする、金属のような味がするというようなお話を伺うことがあります。
 
 
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しかしお口の中を見ても、舌の炎症や歯肉の炎症、不適切な被せ物などは見当たらないことも多いです。

 

これは自発性異常味覚という状態が考えられます。

 

異常な味を感じるが原因がはっきりせず、通常の味覚とは違う不快な味を感じます。

 

自発性異常味覚は味覚障害の1つで、物を食べることで異常な味を感じる異味症と似ていますが、味覚異常の引き金になる行為が特定できない点が異なります。
 
 
 

自発性異常味覚の症状は個人によって様々ですが、

代表的な例として

 
 
 
1. 金属味

口の中で常に、あるいはたびたび金属的な味を感じます。飲食をしても歯磨きをしても消えません。

 

2. 苦味

いつも、あるいは頻繁に苦味を感じることがあります。食事をしても歯磨きでも苦味は続きます。

 

3. 塩味

口の中に何も食べていなくても常に、あるいは頻繁にしょっぱい感じがします。

 

4. 化学物質の匂い

口の中で化学物質の匂いを感じます。これも口の中に何か入れても消えません。

 

 

このような症状はご本人にとってとても不快で、飲食を妨げることがあります。また、自発性異常味覚は心理的なストレスなどの問題を引き起こす可能性があります。

 

自発性異常味覚の原因は明らかになっていません。複数の要因が重なったことで発症することも考えられます。

 

考えられているのは

 

1. 神経障害

脳や神経系の障害が自発性異常味覚を引き起こす可能性があります。

 

2. 薬剤の副作用

薬剤によっては長期服用することで口腔内で味覚に影響を与えることがあります。特に抗がん剤や抗うつ薬などが自発性異常味覚を引き起こすこともあります。

 

3. 口腔内の問題

口腔内の感染症や合わない被せ物や義歯が自発性異常味覚を引き起こすことがあります。口腔内の健康状態が異常味覚に影響を与えることがあります。

 

4.全身疾患

糖尿病や腎臓疾患などの全身疾患が自発性異常味覚を引き起こすことがあります。代謝や血流に影響が出て、味覚に異常をもたらすことがあります。

 

5. 心理的要因

ストレスやうつ病などの精神的な問題が自発性異常味覚を引き起こすことがあります。これらの要因は、脳内の神経伝達物質のバランスを崩し、味覚に影響を与える可能性があります。

 

自発性異常味覚の治療は原因によって異なりますが、一般的な治療法としては以下のようなものがあります。

 
 
 
1. 薬物療法

薬剤が原因の場合、薬の変更や量の調整、症状の緩によっては抗うつ薬や抗てんかん薬などが使用されることもあります。

また原因が局所の障害でないので、漢方薬も有効と思われます。
 
2.歯科治療

口腔内の問題が原因の場合は、歯科医師による口腔ケアや治療が必要となります。

 

3. 全身疾患の管理

全身疾患が原因の場合は疾患に対する治療を行います。

 

4. 心理的サポート

心理的サポートは、自発性異常味覚の治療において重要な役割を果たします。異常な味覚を感じることで生じる心理的なストレスや不安は、日常生活や食事に影響を与えることがあります。そのため、心理的な問題に対する適切な支援が必要です。

 

このように、口の中の異常ですが、治療は医科も含めた全身のアプローチも必要です。

 

歯科的には、口腔内の金属からの微小電流への対処、や脳歯科的には脳の誤作動を引き起こす口腔内の刺激部位の調整などが考えられます。

 
 
 
常々お口の中に嫌な味がしていることはご本人にとって本当にストレスだと思います。
 
 
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お口の中のトラブルですので、歯科でできることはいくつもあるはずです。

 

少しでも早くストレスから解放されていただくように

歯科でできる治療のパートはあらゆる形で努めたいと思います。

※治療結果は全ての方に共通するものではありません。
治療経過、結果については個人差があります。

 

もし慢性的な痛みや機能低下がある場合、その原因がお口の中にあるかもしれません。
 

 
脳歯科の治療を選択肢の1つとお考えでしたら、ぜひご相談下さい。

 
また一般歯科治療でも身体に最適な治療を受けたいと思われる方もご相談下さい。
 

 

脳歯科の初診は一般の歯科治療の場合とは異なり、2時間のご予約時間をお取りします。

 

このためご予約の際には必ず脳歯科希望の旨をお伝えいただき、時間を確保させていただけますようお願い申し上げます。

 

 

眞美デンタルオフィス
https://www.mamidentaloffice.jp/braindentistry/

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知覚過敏症と脳歯科

2024年4月25日 (木)

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横浜市港北区の歯科医院 眞美デンタルオフィスです。

 
 

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当院では通常の歯科治療と共に、東洋医学や脳歯科などのホリスティックな治療を取り入れて、患者様に最適な治療を選択するようにしています。
 
 
 
本日は知覚過敏症のお話です。
 
 
知覚過敏症とは、歯が外部からの刺激に対し、通常では何も感じない程度の刺激でも痛みや違和感、しみる感じなどとして過敏に反応する状態です。
 
 
例えば、冷たい飲み物や食べ物、熱いもの、甘いもの、または歯ブラシや金属が歯の表面に触れて刺激などが引き金となります。
 
 
歯の知覚過敏症は、歯の根の部分表面の剥離や、歯のすり減りなどによって象牙質が露出した時に起こりやすいです。また咬み合わせが強すぎて過剰な力が加わっている場合も起こりやすくなります。
 
 
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虫歯ではないかと心配されて来院される方も少なくありません。
 
 
しかし、知覚過敏症は虫歯や歯周病のように細菌の刺激で起こるものではないので、治療として一般的にはしみている部分のコーティングや詰め物で外部の刺激を遮断して興奮した神経を落ち着かせるという対症療法となり、これといった決定的な治療はないのが現状です。
 
 
 
 
当院でもそのような知覚過敏処置を行って来ました。
 
 
しかし脳歯科の治療を取り入れてから、Oリングテストで原因を特定してそこを
僅かに調整するということも有効な選択肢の1つになりました。
 
 
Oリングテストで原因を探ると滲みている歯の部位が調整箇所ではないという結果になることも度々あって、そこを研磨すると痛みが治まるということを経験します。
 
 
 
 
ここからは私の実体験ですが、先月の初め頃から甘いものや冷たいものが右の奥歯に強くしみるようになりました。
 
 
最初私も虫歯??と疑いましたが、数日様子を見ていると、しみる歯は上だったり下だったり、1番奥だったり2番目、3番目だったりと日替わりで変化します。
 
 
そうなるとどこかの歯の虫歯というわけではないだろうから、噛み締めか?ということで忙しさに紛れて放置していました。
 
 
しかし、収まる気配がないのでレントゲンを撮ってみましたがやはり虫歯はありません。
 
 
そうなると今度は目に見えず、レントゲンでも写らないくらいの細い亀裂が入っているのかと心配になってきます。
 
 
と、歯科医としてお恥ずかしい話ですが自己診断が迷走してしまい、症状はますます強くなり、甘いものを避けて食べたり、お湯で口をゆすいだりするようになってきました。
 
 
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そんな中、日曜日に脳歯科セミナーがあって私は講師として参加しました。
 
 
その日は朝からしみるのもひどく、何やら普通にしていても違和感まで出てきて、やっぱりこれはまずいのかも?と不安もMaxでした。
 
 
脳歯科セミナーですので神戸から脳歯科の師匠、藤井義朗先生がいらしていたので、お願いして受講者の実習の合間に診ていただくことができました。(実習の指導の合間なので私も先生も立ったままです)時間にして1分弱、数回のOリングで先生は一言「下の前歯のここやな!」とこれまた立ったままで私の下の歯の表側を研磨して
下さいますと、その瞬間うっすらじーーーんとしていた感じがすーっと引いていくのがわかりました。
 
 
 
 
そこからもう一箇所Oリングで探して、奥歯にあった欠けてザラザラしていたところをシリコンの器具で研磨しました。
 
 
 
 
その後、休憩時間に試しに甘いものを食べてみると、それまでの痛みの程度が100とすると10位に下がった感じです。
 
 
そこから徐々に落ち着いて
翌日には何事もなかったのように甘いものを食べても水で口をゆすいでも痛みなくできるようになりました。
 
 
 
 
奥歯の痛みが前歯の調整で一気に改善するのは不思議なようですが、痛い場所から遠く離れた所に原因があるという脳歯科のメカニズムを知っていれば、離れた所が原因と示されても、当然のように「あぁここだったのね」と思います。
 
 
しかし、いつもは治療する側の自分は患者として体感することは滅多にないので、貴重な出来事でした。

 

 
 
 
 
※治療結果は全ての方に共通するものではありません。
治療経過、結果については個人差があります。

 

もし慢性的な痛みや機能低下がある場合、その原因がお口の中にあるかもしれません。
 

 
脳歯科の治療を選択肢の1つとお考えでしたら、ぜひご相談下さい。
 

 
また一般歯科治療でも身体に最適な治療を受けたいと思われる方もご相談下さい。
 

 

脳歯科の初診は一般の歯科治療の場合とは異なり、2時間のご予約時間をお取りします。

 

このためご予約の際には必ず脳歯科希望の旨をお伝えいただき、時間を確保させていただけますようお願い申し上げます。

 

 

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脳歯科外来から〜スポーツ用マウスピースの初回調整

2024年3月21日 (木)

こんにちは。
 
 

横浜市港北区の歯科医院 眞美デンタルオフィスです。

 
 

こちらのブログでは脳歯科や東洋医学などの話題を書いています。
 
 
 
 
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今回は以前にお話したスポーツ用マウスピースを実際に外来で製作、装着した時のお話です。
 
 
そのブログ中https://www.mamidentaloffice.jp/blog/brain/1492/にも書きましたが、選手によってはパフォーマンスの向上を期待してマウスピースの製作と調整を希望される方もおいでになります。
 
 
 
 
これはスポーツ用マウスピース本来の目的ではありませんが、口の中の刺激や顎の位置によって身体的パフォーマンスが上がることがあることも報告されています。
今回も脳歯科の観点かパフォーマンスの向上を目指した調整を行いました。
 
 
 
 
・お口の中でマウスピースを入れることにより、その厚みの分だけ噛み合わせの高さは変化します。せっかく作ってもその変化が身体のパフォーマンスを下げてしまわないか?をシリコンの板を用いて検査します。
この厚みは、0,5mm程変化すると全く違う影響があります。
厚みを変えながら1番良い厚さを探ることもあります。
 
 
・前回も書きましたが、実は色もパフォーマンスに影響を及ぼします。
競技規定で色が指定しない場合は、最適なカラーを選択します。
 
 
色彩が身体や心の健康に与える影響を利用するためです。
 
 

色は様々な光の反射が目によって捉えられ、それぞれの色と認知されるのはご存知の通りです。
 
 
色からは光の波動が出ているので、そこで何かしらの変化を身体に与えると考え、色の選択も重要なポイントと思います。
 
 
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・装着時は身体のバランスの診査、関節の柔軟性の変化など通常の脳歯科の検査、握力の変化、筋力の変化、加えて例えば片足を上げる、片足を踏み出すなど競技特有の重要な動きをした時の安定性なども診ます。
 
 
Oリングテストでそれぞれの動きを妨げている箇所を特定して、切削などの調整を行います。
 
 
これで実際に使っていただいて、また微調整を行います。
 
 
 
 
本当はフィールドや体育館に行き、その場で動いてもらって調整できると1番良いと思います。
 
 
 
 
この度の競技はキックボクシングでしたので、初回は片足を引き上げる時の体軸の安定性を中心に調整しました。
 
 
マウスピースの側面の膨らみの僅かな調整でもご本人が驚くほど、身体の安定性は変化しました。
 
 
途中、逆にぐらつくこともありましたが、更に調整を進めてあらゆる角度で安定を得るようにしました。
 
 
大体ここまでで、1時間でしたので1回目の調整は終了としました。
 
 
他にも相手の攻撃を避けるフットワーク、しゃがむなどの動きについて、腕の力などは実際に使っていただいて、また重ねて調整をしていきますが、良い結果となるよう私も一緒にFightしていきます。
 
 
 
※治療結果は全ての方に共通するものではありません。
治療経過、結果については個人差があります。

 

もし慢性的な痛みや機能低下がある場合、その原因がお口の中にあるかもしれません。
 

 
脳歯科の治療を選択肢の1つとお考えでしたら、ぜひご相談下さい。
 

 
また一般歯科治療でも身体に最適な治療を受けたいと思われる方もご相談下さい。
 

 

脳歯科の初診は一般の歯科治療の場合とは異なり、2時間のご予約時間をお取りします。

 

このためご予約の際には必ず脳歯科希望の旨をお伝えいただき、時間を確保させていただけますようお願い申し上げます。

 

 

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脳歯科外来から〜スポーツ用マウスピースを作る

2024年2月29日 (木)

こんにちは。
 
 

横浜市港北区の歯科医院 眞美デンタルオフィスです。

 
 

こちらのブログでは脳歯科や東洋医学などの話題を書いています。
 
 
 
 
当院では通常の歯科治療と共に、東洋医学や脳歯科などのホリスティックな治療を取り入れて、患者様に最適な治療を選択するようにしています。
 
 
 
 

今日はスポーツマウスピースのお話です。
 
 

スポーツマウスピースは、スポーツ時に口を保護するための装具で、怪我や衝撃から歯や口内を守る役割があります。
 
 

またそれだけではなく、脳震盪のリスクを軽減するのに役立つことがあります。
 
 

適切にフィットさせることで、衝撃を吸収し、脳に与えるダメージを減らすことができます。(脳震盪を完全に防ぐわけではありませんので、安全対策としては重要ですが、その他の予防策も必要です。)
 
 
 
 

スポーツ用マウスピースの着用が義務づけられているスポーツには、アメリカンフットボール、ラグビー、ボクシング、アイスホッケーなどがあります。
ボクシング選手も1ラウンド終わるごとに口から出している風景を見ます。
義務ではありませんが、野球選手も着用していますね。
 
 

これらのスポーツでは、激しい接触や衝突が頻繁に発生するため、口や歯の保護が特に重要視されています。
 
 

競技の種類や所属リーグなどでマウスピースの色まで指定されている場合もあります。
 
 
 
 

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こんなにカラフルなマウスピースもあります。

 
 
 
 

特に前歯は奥歯と異なり、頬のガードがなく、競技中口をしっかり閉じることがすくないために損傷が起きやすく、私も以前に非常勤で勤めていた企業の診療所で実業団のラグビー選手の前歯の損傷をいくつも経験しました。
 
 
 
 

当時はマウスピースの着用が一般的ではなかったので治してもまた同じ歯が折れるなど、苦慮した記憶があります。
 
 

差し歯をしっかり着けると、歯根の破折を招いてしまいましたので、結局現役引退まではあえてすぐに取れやすい仮歯にして、根の損傷を防いでいました。
 
 

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最初に書いたように、
スポーツ用マウスピースは本来はマウスガードと呼ばれ、外力からの保護を目的としています。
 
 

何度も前歯が飛んでしまった選手の事を思い出す度にコンタクトスポーツをされる方は、ぜひ装着してプレイしていただきたいと強く思います。
 
 
 
 

また選手によってはパフォーマンスの向上を期待してマウスピースの制作を希望される方もいらっしゃいます。
本来の目的ではありませんが、このブログで度々書いていたように、口の中の刺激や顎の位置によって身体的パフォーマンスが上がったり下がったりすることがあるのも事実です。
 
 
またマウスピースは口の中では異物であるので、口の中で望ましくない刺激となることもあります。これは避けたいことです。

当院にもそのような最適な状態となるマウスピースを作りたいと希望を持って脳歯科外来でマウスピース製作を希望される方もいらっしゃいます。
 
 

マウスピースには厚みがあり、厚すぎるマウスピースを使うと噛み合わせの高さが合わず帰って力を奪ってしまうこともあります。
そこで保護の機能は失わない程度の厚みで、最適な厚みを探していきます。
 
 

まず、歯科の型取り用のシリコンを色々な厚みにして噛んでいただき、そこで握力や安定性が変わるのかを調べて行きます。
 
 

当院には握力計もあるのでボールやラケット、スティックなどを握る力の変化、片足で身体を支える時のの安定性、両足で踏みしめた時の安定性等々、脳歯科診療で使うと検査とOリングテストで作製条件を決めていきます。
 
 
 
 

スポーツによって、また競技カテゴリーによっては色の規定がないような時は、マウスピースの色も最適なものを選ぶこともあります。
 
 

色の療法でカラーセラピーというものがあります。
これは色彩が身体や心の健康に与える影響を利用した療法の一種です。異なる色が異なる効果を持つと考えられています。
 
 

カラーセラピーは、色を用いてストレスや不安の軽減、心身のバランスの回復を目指すものです。
 
 

企業などでもオフィスに取り入れて、生産性を高めたり逆に休憩時によりリラックス効果を期待して壁紙などを選ぶことがあるそうです。
 
 

色そのものは光の反射によって決まってきます。
光のない暗闇の中では色はわかりませんよね。
 
 

色からは光の波動が出ているので、そこで何かしらの変化を身体に与えるのです。
 
 

随分前になりますが、スポーツマウスピースを作った時に、相手を威嚇したいから黒にしたいとおっしゃってお作りした患者様もいらっしゃいました。
 
 

現在は脳歯科外来にいらしている方のキックボクシングのためのマウスピースを制作中です。
装着時には身体パフォーマンスの低下などが引き起こされないように脳歯科の検査を十分に行い微調整をしてからお使いいただくようにする予定です。
 
 
 
 

コンタクトスポーツをする方にはぜひしっかり型取りをして、適合の良いご自身に合ったマウスピースを使って怪我の予防と身体の動きを邪魔しない状態でプレイしていただきたいと思います。

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脳歯科外来から〜急に膝の屈伸がしにくくなった

2024年2月15日 (木)

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横浜市港北区の歯科医院 眞美デンタルオフィスです。

 
 

こちらのブログでは脳歯科や東洋医学などの話題を書いています。
 
 
 
 
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今日は膝の柔軟性のお話です。
 
 
 
 

先日いらした患者様は、下の歯の詰め物がわずかに欠けたら欠けたら、特に怪我や無理な運動をしていないのに急にしゃがむのがやりにくくなったということでした。
痛みもありません。
ただ強張っているようでした。
 
 
 
 
歯が欠けたこととの関係性を疑い、脳歯科の検査をしてみると、股関節、膝の動きが悪く脚が上がりにくい、膝が曲がりにくくなっていました。
 
 
 
 
しかし、結果的にOリングテストではわずかに欠けた詰め物と、股関節、膝の運動制限との間には直接的な関連は認めらませんでした、
欠けは詰めたときの余剰部分が残っていたものが剥がれた程度と推測され、本当にごく僅かでしたので改めて詰め直すことはしませんでした。
 
 
 
 
更に調べていくと、上の歯と歯の間に軽度〜中程度の虫歯があり、そこにOリングテストで反応が出たので、虫歯の治療を行い、詰め物をしたところ、股関節と膝の柔軟性が改善し屈伸も楽にできるようになりました。
 
 
 
膝の曲がる角度、つま先とベッド面との距離に変化が見られます。
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と書くと「歯の治療で膝が曲がるようになる?意味がわからない」と思われるでしょう。
 
 

私も書いていて、いきなり聞いたら唐突だなぁと思います。
 
 
 
 
下の歯の詰め物の余剰部分が飛んで欠けた事により、口腔内に何らかの変化が起きたのは事実てす。
 
 

その結果として、2次的に以前からあった軽度〜中程度の虫歯がある上の歯に刺激が生じ、右の膝と股関節の可動域を狭めたと考えています。
 
 
しかも噛み合わせの当たりではなく、虫歯の範囲にOリングの反応が出たので、噛み合わせの調整ではなく虫歯治療をするということになりました。
 
 
緊急に治療をする程の神経に近いような虫歯ではありませんでしたが、変色もありエナメル質の欠損もありましたので治療は妥当と判断しました。
 
 
お口の中の本来あるべきでない炎症、着色や沈着物、虫歯、歯の段差など調和を乱すものが発する波動(信号)が脳の誤作動を引き起こす事は以前にも書いた通りです。
 
 
 
 
歯の並びは歯列と言って一連の塊とも考えられます。
一本の歯の変化は、必ず多かれ少なかれ全体に影響を与えることになるのです。
 
 
 
 
右側の歯が噛めなくなると、今までおとなしくしていた左側の歯の慢性の炎症が急性化する、1つの詰め物が外れると立て続けに他の歯の詰め物も外れる。
ということは歯科医なら皆さん経験があると思います。
 
 
多くの場合、このようなお口の中の1つの不調の連鎖は他の歯の痛みや詰め物の脱離や欠けなどのお口の中の他の部位の不調で留まります。
 
 
しかし、今回のように体の離れた部位に不調を起こすことがあり、頭痛や首の痛みのように比較的口に近い部分から腰や膝など広範囲に可能性があります。
 
 
 
 
膝を曲げる筋肉は、大腿四頭筋、ハムストリングス(大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋)
ですが、この筋肉の多くは骨盤についています。
 
 
今回も膝の屈曲だけでなく、脚のの挙上も改善されていたので、何らかの原因で急に緊張してしまったこれらの筋肉の筋膜の緊張が取れたと考えられます。
 
 
歯科的には今回の詰め物の僅かなバリの破折も、虫歯も重篤な状態ではありませんでしたがこの影響は体に大きく作用しました。
体はとても精密なもので、小さな変化が意外な変化をもたらします。
しかし、多くの場合はやはり体がその変化をうまく包み込んでくれて日常生活を変わらず送れているのだなぁと思います。
自分の体の素晴らしいメカニズムに感謝しなくてはと気付かされました。
 
 
 
※治療結果は全ての方に共通するものではありません。
治療経過、結果については個人差があります。

 

もし慢性的な痛みや機能低下がある場合、その原因がお口の中にあるかもしれません。
 

 
脳歯科の治療を選択肢の1つとお考えでしたら、ぜひご相談下さい。
 

 
また一般歯科治療でも身体に最適な治療を受けたいと思われる方もご相談下さい。
 

 

脳歯科の初診は一般の歯科治療の場合とは異なり、2時間のご予約時間をお取りします。

 

このためご予約の際には必ず脳歯科希望の旨をお伝えいただき、時間を確保させていただけますようお願い申し上げます。

 

 

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