
こんにちは。
横浜市港北区の歯科医院 眞美デンタルオフィスです。
こちらのブログでは脳歯科や東洋医学などの話題を書いています。
当院では通常の歯科治療と共に、東洋医学や脳歯科などのホリスティックな治療を取り入れて、患者様に最適な治療を選択するようにしています。
歯科治療をしていると、歯の型取りをする時や奥の歯を削っていて気持ち悪くなる患者様はあまり珍しくありません。
朝起きて歯磨きの時に奥歯に歯ブラシを入れたらオエッとなるというお話もたまに伺います。
またマウスピースや入れ歯が気持ち悪くて入れられないという方もいらっしゃいます。
このようにお口の中、特に喉の奥に物が触れるとオエッと気持ち悪くなる嘔吐反射(異常絞扼反射)が起こることが多いです。また人によっては触れそうになっただけでこの反射が起こることもあります。
私が今までに経験してこの反射が一番強かった経験は、歯科医になって2年目くらいでした。
とある会社に歯科検診に行った時です。
20代の男性会社員の方で、ミラーがわずかに唇にふれただけで嘔吐反射が出てしまい、結局その方は検診ができませんでした。
まだ経験の浅い歯科医だった私は、これから度々このような状況になったらどうすればいいのだろう?と強い不安を覚えました。
しかしそれ以来何十年も歯科医をしていますが、そこまで反射が強い方には出会った経験はありませんので、やはりあの方は相当強い嘔吐反射をもっていらしたのだなぁと時々思い出します。
嘔吐反射は、生理的な反射であったり過去の気持ち悪くなった記憶や歯科治療への恐怖心などの精神的な要因が考えられます。
この反射が強い患者様は治療内容によって、通常の歯科治療を行うことが難しいこともあります。
場合によっては、笑気麻酔や静脈内鎮静法などを使って反射を抑えながら治療することもあります。
そこまで強くない場合は、当院では器具の位置に配慮したり水が大量にお口の中に溜まらないようにするなどの工夫をして治療できることもあります。
また触る場所や治療内容によっては、ラバーダムというゴムのシートで口の中から治療部位だけを隔離することで楽に治療できることもあります。
その他にはツボの刺激も有用と言われています。
左右の鎖骨の間あたりにある「天突」、手首の内側の「内関」という経穴(ツボ)を圧迫したり、シール状の置鍼を貼るなどして反射を軽減することができます。


坂元 大海 他1名
ツボ単―経穴取穴法・経穴名由来解説・腧穴単語集より

このシール状の置鍼は当院に常備しているので、不安な方はお申し出いただけたら使うことができます。
またマウスピースなどのお口の中に入れる装置が気持ち悪い場合は、脳歯科治療の出番です。
まずはお口の中に入れる以前に装置の形や厚みがその方に合っているかどうかをOリングテストでチェックをして修整をします。
次にお口の中に入れていただいた時に嘔吐反射が引き起こされる接触がある部位をOリングテストでチェックして更に修整を加えます。
これによってかなり辛さが改善することができる事が多いです。
そもそも口腔内で嘔吐反射が起きやすい場所というのは決まっていて、口蓋の後方真ん中辺りや下顎の喉に近い内側の部分など、学校でも入れ歯の調整の時に教わっています。
しかしOリングでチェックすると、そのような部位以外に反応が悪い所が度々出てきます。
時にはえっ?こんなところ?と思うようなところでOリングテストがネガティブになることもあります。
そこを調整するとスッと問題なくお口の中に入れられるようになった経験は何度かあります。
セオリー通りの調整で改善しない場合にはとても有効だと感じます。
歯科治療というのは、敏感な口の中に様々な刺激が加わる行為です。
できる限り楽に治療を受けていただくために、西洋医学的なアプローチだけでなく、引き出しの中から様々な方法を組み合わせて、苦痛を取り除きたいと思います。
もし慢性的な痛みや機能低下がある場合、その原因がお口の中にあるかもしれません。
脳歯科の治療を選択肢の1つとお考えでしたら、ぜひご相談下さい。
また一般歯科治療でも身体に最適な治療を受けたいと思われる方もご相談下さい。
脳歯科の初診は一般治療の場合とは異なり、2時間のご予約時間を時間をお取りします。
ご予約の際には必ず脳歯科希望の旨をお伝えいただきますようお願い申し上げます。
眞美デンタルオフィス
カテゴリー: 全身をととのえる歯科治療〜脳歯科ブログ,歯科鍼灸,脳歯科でできること
こんにちは。
横浜市港北区の歯科医院 眞美デンタルオフィスです。
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当院では通常の歯科治療と共に、東洋医学や脳歯科などのホリスティックな治療を取り入れて、患者様に最適な治療を選択するようにしています。
先日送られてきた保険医協会(医科と歯科の保険医団体)の月刊誌 「月刊保団連」に特発性口腔顔面痛について臨床研究の記事がありました。
静岡市立清水病院口腔外科の井川雅子先生と、東北医科薬科大学精神科学教室の山田和男先生が執筆されています。
今回は痛みについて、こちらを参考にして書かせていただきます。
口腔顔面部の原因不明の慢性疼痛というものがあります。
一般的には顔や歯の不規則な痛みや舌痛症などがこれに含まれます。
特発性=原因不明ということで
国際口腔顔面痛分類では
・口腔灼熱症候群(いわゆる舌痛症)
・持続性特発性顔面痛
・持続性特発性歯痛
の3つに分類されます。
ここでは主に口腔灼熱症候群(舌痛症)について考えたことを書いてみたいと思います。
この病気の定義は
3ヶ月を超えて持続する口腔内のカーっとした燃えるような激しい痛みや異常感覚がありながら実際には様々な診査で病変が見いだせないということです。
この病気の始まりは特に何があったというのではなく、ある日突然痛くなったということが多いです。
この記事によると心理的要因が関与することも示唆されているそうです。
この病気にかかる人は9割が女性で、特に60歳以降増加するとありました。
当院での治療経験からも女性で、50、60代の方が多いように感じます。
2017年に国際疼痛学会は第3の痛みとして、
non specific pain 痛覚変調性疼痛という新しい分類を提唱しました。
これは痛覚に関係する脳神経系の変化、変調によって生じる痛みと説明されています。
身体の組織損傷が何も無くても、痛みを感じている状態ということです。

朝日新聞デジタル 阿部彰芳
2021/11/4 記事より引用
以前は痛みというものは、怪我や虫歯による神経の損傷、三叉神経痛なとの神経障害など、身体の各部位の末梢が原因とされてきました。
しかし第3の痛みでは中枢が変調を起こしているということが新しい概念となっています。
全身の疾患では繊維筋痛症
中枢=脳と脊髄の神経系です。
以前ブログに書きましたが、当院での脳歯科の治療で舌痛症の症状改善を経験しています。
今回、このやはり口腔内からのアプローチが中枢に与える影響は大きいと改めて思った記事でした。
通常のレントゲン、視診、検査数値では原因が明らかにならず、原因不明とされてきました。
しかしOリングテストを主とした脳歯科の診査で関与していると思われる口腔内の部位を調整することは症状改善に有効ではないかと思われます。
また、中枢から全身へと治療効果を出すので鍼灸や漢方などの東洋医学的な治療も期待できるのではないでしょうか。
こちらも当院では舌痛症の治療に脳歯科と並行して行うこともあります。
ただ臨床研究の記事では三環系抗うつ薬が症状改善に奏功するという報告があることや、イギリスの国立技術評価機構ガイドラインでも痛覚変調性疼痛の痛みに抗うつ薬を推奨しているということも書かれていました。
そしてこれらを用いる場合には医科と歯科の連携が必須です。
記事は早期診断、治療をすることで重症化させず治癒に導くことが可能な疾患であると結んでありました。
早期に回復に向かうために選択肢の1つとして脳歯科の治療も役立てるのではないかと考えています。
もし慢性的な痛みや機能低下がある場合、その原因がお口の中にあるかもしれません。
脳歯科の治療を選択肢の1つとお考えでしたら、ぜひご相談下さい。
また一般歯科治療でも身体に最適な治療を受けたいと思われる方もご相談下さい。
脳歯科の初診は一般治療の場合とは異なり、2時間のご予約時間を時間をお取りします。
ご予約の際には必ず脳歯科希望の旨をお伝えいただきますようお願い申し上げます。
眞美デンタルオフィス
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こんにちは。
横浜市港北区の歯科医院 眞美デンタルオフィスです。
こちらのブログでは脳歯科や東洋医学などの話題を書いています。
当院では通常の歯科治療と共に、東洋医学や脳歯科などのホリスティックな治療を取り入れて、患者様に最適な治療を選択するようにしています。
これから(連続にはならないかもしれませんが、)数回に分けて脳歯科外来の治療から、歩行や立ち座りの具合が悪かった方々のお話をしようと思います。
「膝が悪くて庇っていたら腰が痛くなった」というお話は何となくわかるような気がしませんか?
わかるわかる!負担が来てしまうのよね!
と思われるかもしれません。
負担?ということは繋がってることですよね。
あまり良い例えではないかもしれませんが、一家の大黒柱が大きな負債を抱えることで家族は生活が一変します。
でも見ず知らずの他人には何も負担はありません。
このように繋がってなければ負担はかからないわけです。
膝が悪くて腰が痛くなったら、まずは膝の治療。
といういうことは、比較的わかりやすいですが、中にはあちこち痛んでどこから手を付けてよいかがわかりにくい方も多いです。
当院での一例をご紹介します。
60代 女性
背中側のお尻の周りに歩行時の痛みがあり、時には座っていても痛いとのこと。
医科にも受診されているのですが、口の中も関係しているかも?と思われて脳歯科の治療を希望され来院されました。
転んだなど特に思い当たることはなく、だんだん痛みが増してきたそうです。
脳歯科の診査では必ず肩の柔軟性、股関節の柔軟性や痛みを調べるので、この方にも行いますと、
・肩の柔軟性は特に問題がありません。
・足の挙上は
左足約80度 痛みは感じない。開脚で倒すと多少の違和感あり。
右足約90度 左より上がらないが痛みは感じない。
座ったり歩くのが痛いとのことてしたが治療ベッド上で寝た状態でこのような動きでは痛みは出ませんでした。
・筋力検査では左側の腕も足も力が著しく低下している。
右は力の低下はなく強い。
・立っていただき体を左右横押すと、どちらからでも軽い力でも簡単にふらつく。
Oリングテストで原因となっている部分(この場合は左上の奥歯の側面)を特定してわずかに調整をすると、右上の歯の調整をしてすぐに腕の筋力は戻りました。
足は8割くらいの回復。
横から体を押してもふらつくことはなくなりました。
しかしまだ足の筋力が完全ではないので更に調整を行います。
この時点では右腰にOリングテストのマイナス反応が出て、右足挙上で左の鼠径部に違和感が出てきました。
ここでOリングテストで反応が出た右上の歯を数秒調整。
ここで足を上げても違和感がなくなり、この日の治療終了としました。
約一ヶ月後、2回目の来院時には歩行時の足の痛みはなくなったとのことでした。
検査でも筋力低下などは見られませんでしが、足の挙上時に僅かに違和感があったのでたので追加の調整は行いました。
この方の場合初診時は
・立って、座るという体重が乗った状態で、痛みや外力に対して踏ん張りが効きませんでした。
・仰臥位で左側の筋力低下が見られました。
初回の治療でお尻の周りに関しては全く触っておらず筋力向上をしました。
しかし筋力が戻ったことで左右のバランスがとれて、歪んで圧迫されていた箇所がなくなったことが、痛みの消失に繋がったのではないかと考えています。
筋力を上げれば痛みが消えると最初からわかっていたのではなく、体の反応をOリングテストで調べながら口腔からアプローチして出た結果です。
繋がっているからこそ身体が治す道筋を導いてくれたということです。
(※この治療は一例であり、全ての方に共通するものではありません。
治療経過、結果については個人差があります。)
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ゴールデウィークはお天気に恵まれて、良かったですね。
皆様はどのようにお過ごしでしょうか?
私は1日だけ少し遠出をして趣味の1つ、神社巡りをして来ました。
その行程の中、30分ほどでしたが大きな岩をよじ登ったり、岩の狭い隙間を滑り降りたりという難所も超え、なかなかスリリングな参拝となりましたが、普段はできない貴重な時間を過ごしました。
さて今日は先日書いたお口の中の詰め物、被せ物の影響についての続きです。(過去記事はこちら。
https://www.mamidentaloffice.jp/blog/brain/859/)
今日は具体的に当院での治療経過についてお話しようと思います。
以前より当院で一般の歯科治療をされていた患者様です。
ある日通常の治療でおいでになったのですが、ここ3日ほどよく眠れないほど舌が痛いとのことでした。
まず舌を拝見しても特に炎症症状は見られません。
舌痛症を疑い原因の部位をOリングテストで特定して、上の歯の内側にわずかに調整を加えると、すぐに痛みが消えました。
これで私も患者様も安心していたら、それから数週間後にまた痛みが出てきたとのことで急患で来院されました。
今度は再度調整をしてみても痛みが完全には引きません。
更に調べてみると顎関節症の筋肉の痛みが併発しているようなので、頭と顔のツボに鍼治療を行ったところ、また痛みが瞬時に軽くなりました。
しかし他の重篤な疾患が隠れていないかを確認するため、大きな病院の口腔外科を受診いただき、やはり顎関節症の筋痛と舌痛症との診断で当方と一致しました。
その後最初の強い痛みを10とすると3ぐらいまで痛みは引いていましたが、ゼロにはなりません。
2月ほど経ってから、再度Oリングテストでお口の中を調べると、一本の上の奥歯の詰め物に反応が出ます。

その金属は他にも何本か入っているのですが、そこだけが反応するのでその旨をおつたえしたところ、患者様は詰め物の取替を希望されました。
そこで患者様に合う材料をOリングテストで選び(この方の場合はゴールドでした。)
詰め物を外し新たに作った詰め物を装着たところ、
ようやく痛みは消失し、先日来院された時はゼロになったとのことでした。
いつも最初に書いている通り、当院では通常の歯科治療と共に、東洋医学や脳歯科などのホリスティックな治療を取り入れて、患者様に最適な治療を選択するようにしています。
今回は、レントゲンなどの検査、診断、脳歯科、鍼治療、そして通法に則った詰め物の治療と各方面からアプローチをして、辛いお痛みが治癒できました。
痛みの原因が舌と顎の2つあったことで少し治療を長引いたのかと思いますが、詰め物の取替を思いきって行ったことで完全に痛みを抑えることができました。
やはり詰め物の材質による影響は無視できないなと思った次第です。
これからも私が持っている引き出しから最適な方法を組み合わせて治療を行って行きたいと思います。
もし慢性的な痛みや機能低下がある場合、その原因がお口の中にあるかもしれません。
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