こんにちは。
横浜市港北区の歯科医院 眞美デンタルオフィスです。
今日は麻疹(はしか)のお話です。
麻疹(はしか)が流行の兆しというニュースを度々目にするようになりました。
麻疹(はしか)は、ウイルスによって引き起こされる伝染性強い感染症です。通常、発熱、発疹、せき、鼻水などの症状が見られます。
私は4歳ぐらいの時にかかったのですが、発疹が身体中にてきたのと、とにかく口の中が痛かったという記憶と、発熱もあって1週間ほどは普通の生活に戻れなくて退屈だった覚えがあります。
ワクチン接種で感染を防ぐことができますが、先日ワクチン接種での免疫力は30年ほどで低下してしまうようです。
実際にかかっている場合は生涯免疫が獲得されるとのことでした。
ということは、実際にかかった私は大丈夫なのかなと思っています。
麻疹(はしか)の発症前後に、9割の人のお口の中にコプリック班という粘膜の発疹が出ることが知られていて、麻疹(はしか)の診断の指標の1つになっています。
私達が学生時代には、歯科医師として覚えておくべき大事な症状の1つでした。
おそらく今もそうだと思います。
出典:Centers for Disease Control and Prevention
コプリック班は発症2日前ぐらいに現れて、発熱などの症状が出てくると数日で消えてしまいます。
そしてコプリック班は以前は、麻疹(はしか)特有の症状とされていましたが、風疹などの他のウィルス感染でも見られる場合があることが近年報告されています。
感染発症して数日でコプリック班がきえても上顎に粘膜の炎症などが出現することもあるので、食事に痛みを伴うこともあります。
私も自分がかかった時に母が奮発してメロンを買ってきてくれたのですが、喜んで食べたら激痛であまり食べられなかったのを覚えています。
今でも覚えているくらいなので、よっぽど残念だったのでしょう笑
初回に感染した場合は、不顕性感染(感染しているにもかかわらず、典型的な症状が現れない状態。)はなく、100%発症するということです。
麻疹(はしか)は予防接種によってほとんど予防できる病気ですが、重症化する場合もありますので、無理は禁物です。
今は多くの方が幼い頃に3種混合ワクチンの接種もされているので、大丈夫な方も多いとおもいますが、私自身は
とにかく辛かった記憶があるので、大流行にならないことを祈ります。
こんにちは。
横浜市港北区の歯科医院 眞美デンタルオフィスです。
こちらのブログでは脳歯科や東洋医学などの話題を書いています。
当院では通常の歯科治療と共に、東洋医学や脳歯科などのホリスティックな治療を取り入れて、患者様に最適な治療を選択するようにしています。
新年初めての投稿です。
本年もよろしくお願い申し上げます。
今年は元旦から大きな災害や航空機事故などが続きました。
被災された方々は辛い2024年の幕開けとなられてしまいました。
お見舞い申し上げますと共に、まだ余震も続いておりますので現地の皆様のご安全を心よりお祈り申し上げます。
今日は1月2日、3日の箱根駅伝を見ていて思ったことについて書きたいと思います。
「顎が上がってきました!!」
ランナーが苦しくなってきた時に、中継のアナウンサーがよく使う表現です。
「口があいてきました!!」
というのもよく聞きます。
これは走っているうちに疲労が出て、身体が酸素の量を増やしたいために自然にそうなっていることです。
顎を上げると、気道が開いて空気が通りやすくなりますし、口を開けば取り込み量も増えることを身体は知っているんですね。
睡眠時無呼吸症候群の治療で使うマウスピースも、下顎が前に出るような位置になるように作ります。
それにより気道を開いて、寝ている間の酸素の取り込みを十分にできるようにします。
しかし、ランナーの顎が上がっていることは良いことではありません。
頭が後ろに倒れることで、姿勢が後傾となり、前に進む推進力が落ちてしまうからです。
特に箱根駅伝の山登りのコースなどは大きく減速するのではないかと思います。
下顎の位置で呼吸が左右され、姿勢までもが影響を受けます。
頭頸部が全身に及ぼす影響は本当に大きいと思います。
色々なマイナスの影響を防ぐためにも選手の方々は、心肺能力を鍛えて常に最大限の酸素を取り込んで息切れしないように高い負荷のトレーニングをされているのですね。
そして、箱根駅伝で数年前は首や足などに磁気のテープや丸いシールを貼って走っている姿を良く見かけました。
今年は磁気のネックレスをしている選手が多く見られました。
これは、筋肉のコリを改善するためのものらしいですが、血流改善の効果をもたらすので疲労を蓄積しにくいという効果を期待してスポーツ選手は使っているらしいです。
脳にも心臓にも近い首にその磁気を置くことで効率よく血流改善を行なっているのでしょう。
私は毎年レースの行方や名勝負を楽しんでTV観戦をしていますが、フィジカルについて考えることも楽しみの1つです。
今年は下馬評を覆して青山学院大学が往路復路優勝の完全な総合優勝をされました。
青山学院大学だけでなく各大学の選手の皆さんも1年間本当に考えながらトレーニングを積んで来られたとおもいます。
スポーツも科学の時代となって久しいです。今後もますます記録が伸びていくだろうと期待してます。
これは前回青山学院大学が優勝した時に、たまたま日比谷にいて、最終ランナーが大手町に向かい疾走していくところに遭遇した時の写真です。
本当に速くて、あれで20キロ以上も走るの!?と驚いた記憶があります。
さて、明日から通常診療が始まります。
今年は更に皆様のお役に立てるよう、スタッフ一同研鑽を積んでまいります。
よろしくお願い申し上げます。
もし慢性的な痛みや機能低下がある場合、その原因がお口の中にあるかもしれません。
脳歯科の治療を選択肢の1つとお考えでしたら、ぜひご相談下さい。
また一般歯科治療でも身体に最適な治療を受けたいと思われる方もご相談下さい。
脳歯科の初診は一般の歯科治療の場合とは異なり、2時間のご予約時間をお取りします。
このためご予約の際には必ず脳歯科希望の旨をお伝えいただき、時間を確保させていただけますようお願い申し上げます。
眞美デンタルオフィス
https://www.mamidentaloffice.jp/braindentistry/
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横浜市港北区の歯科医院 眞美デンタルオフィスです。
当院では通常の歯科治療と共に、東洋医学や脳歯科などのホリスティックな治療を取り入れて、患者様に最適な治療を選択するようにしています。
眞美デンタルオフィスは昨日12月27日が2023年の仕事納めでした。
この1年、来院下さいました皆様、眞美デンタルオフィスを支えて下さいました方々に心より御礼申し上げます。
ありがとうございました。
振り返りますと今年は脳歯科の診療が大きく広がった1年だったと思います。
脳歯科の診療は藤井佳朗先生の止むことのない追求によって次々と新しい世界に入るので、来年も遅れないよう常に最新の知見を取り入れて診療をしたいと思います。
新年1月は脳歯科セミナー開催、関東歯内療法学会と私の大好きな学びたちからスタートします。
学びを臨床に活かしてより良い治療をしたいと思います。
来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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こんにちは。
横浜市港北区の歯科医院
眞美デンタルオフィスです。
当院では通常の歯科治療と共に、東洋医学や脳歯科などのホリスティックな治療を取り入れて、患者様に最適な治療を選択するようにしています。
先週、イグ・ノーベル賞栄養学賞を東京大・中村裕美特任准教授及び明治大・宮下芳明教授が受賞されたというニュースが配信されていました。
イグノーベル賞とは「人々を笑わせ考えさせた研究」に与えられる賞。ノーベル賞のパロディーとしてマーク・エイブラハムズが1991年に創設した。(Wikipediaより)
ということです。
この研究ではスプーンやお箸などの食器に電気を流し、食べ物の味の変化が起こることを明らかにされました。
顎や首の後ろに電極を貼ることにより、食器から舌を離しても変化した味覚が持続するという研究もされているようです。
食器はエレキソルトという名前でキリンホールディングスと共同研究が進んでいて、年内発売予定とのことです。
これにより、塩味を強く感じられるので減塩食の味気なさを改善できることが期待され、食事制限をされている方にとっては朗報なのではないでしょうか?
先日、金属スプーンを口に運ぶとゾワゾワして使えないという当院でのお話をブログに投稿しました。この時は脳歯科的なアプローチをして改善を得られています。
↑クリックしてリンク
このような経験があるので、このニュースを聞いて色々なことが浮かびました。
口の中にある金属によっては、味覚の変化は異なるのか?
使い続けることによって、口の中の金属に電気分解は起きないのか?
ペースメーカーを使用している方には使えないのか?
など、調べてみたいと思います。
いずれにしても電流と味覚の関係が密接なのだということが明らかにされ、歯科的にはとても興味深く、続報も期待しています。
味覚の変化というと、歯科では味の感じられない味覚障害や先ほどの金属味、常に口の中がしょっぱい感じがする、苦みを感じるなど、どちらかと言えばネガティブなイメージで語られる方が多いものです。
味覚の分布は下図のようになっています。舌の部分によって
甘味、塩味、酸味、苦味を感じる場所が違います。
下図は手描きで書き足したので、お見苦しいかと思いますが、分布はわかっていただけるかと😅
味覚障害は舌の粘膜表面の性状の変化であったり、薬の副作用、亜鉛不足、貧血、加齢、糖尿病などの全身疾患と原因は様々です。
味を感じるのは味蕾という部分です。
味蕾は味を感知する細胞が特に集まった部分で、舌や口蓋奥に分布しています。
病気や服薬のない方でも加齢によりその数が減少し、味覚が鈍化してしまうこともあります。
若い人でもストレスや栄養の偏りで味覚障害が出ることもあります。
最近では、ここ数年世界中のパンデミックを引き起こした感染性疾患の後遺症としても度々話題に登りました。
味蕾で感じた味覚は神経を伝わって脳に送られるのですが、身体の神経内の伝達は近くのみならず、全てが電気的信号として送られます。
口の中の刺激と脳の認知は脳歯科とも繋がり、更に興味が湧くところです。
このようなことから外部からの通電で味覚変化するというのは、とても納得できることですが、今まで突き詰めて検証しなかったあるいは形にしなかった所に着手した事はこの研究の素晴らしいところだと思います。
味覚は香りや温度、食感など、とても複雑な感覚の総合的なものであり、完全な再現は困難かもしれません。
それでも将来的に舌と電流の研究が進み、難治性のことも多い味覚障害で苦しんでいる方の治療法へと発展することを期待しています。
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こんにちは。
横浜市港北区の歯科医院 眞美デンタルオフィスです。
今朝の地震には驚きましたね。
ちょうど私は起きて、コーヒーを飲んでいたところでしたが、最初にグラっとゆれてそれから少しの間をあけて大きく揺れたように感じました。
驚いて目が醒めた方も多かったのではないでしょうか?
我が家ではパソコンの台にぶら下げてあった小さな飾りが落ちました。
日本全体が揺れているので、再度防災を見直さなければと思っている次第です。
さて今日は港北区役所福祉保健センターで1歳半児健診の歯科担当当番として多くのお子様のお口の中を拝見してきました。
健診をすると、昔に比べると虫歯は激減したということを実感します。
特に1歳半健診では記録に虫歯でチェックを入れることは半日やっていて殆どありません。
皆無の時もあります。
保護者の方もとても熱心で歯磨きのこと、歯並びのことについて質問をいただくことも多いです。
1歳半では乳歯が生え揃っているか、あと一本で揃う状態です。
その時点でまだ矯正が必要かどうかは判断できませんので、確実なお答えをすることはできません。
しかし、ちゃんと噛んでいること、良い姿勢で飲みこむことはお口の中の発達にはとても必要です。
私はなるべく前歯を使って噛み切り奥歯で潰すという食べ方が大事だと思っています。
なのでなるべく大きめの切り方をして食卓に出すことをおすすめしています。
大きめだったり、長めだったりするように切ってください。
無理やり硬いものを与えなくて大丈夫です。
普段食べている物へのひと工夫で良いと思います。
小さくすると食べやすくて、いきなり奥まで食べ物を入れて噛むことができてしまうので、前歯を使うことなしに食事が終わってしまいます。
骨は適度な負荷を加えることで発達するので、前歯に力がかからないと前歯周囲の骨が成長不足となります。
結果的に歯が並ぶのに必要なスペースが足りなくなってしまいます。
そうなると、空きスペースに何とか生えようとした歯は、まっすぐに並ばず歯並びが乱れてしまうのです。
離乳食が始まってまだ1年ぐらいの段階ですので、食べ方を気をつけることで身体は変わっていくと思います。
お子様のごはんを作る時にぜひ意識してみて下さいね。
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