Dr.マミの歯のブログ

脳歯科で使うOリングテスト

2022年10月27日 (木)

 

こんにちは。
横浜市港北区の歯科医院 眞美デンタルオフィスです。

こちらのブログでは脳歯科や東洋医学などの話題を書いています。

当院では通常の歯科治療と共に、東洋医学や脳歯科などのホリスティックな治療を取り入れて、患者様に最適な治療を選択するようにしています。

東洋医学については漢方、鍼灸などイメージはし易いと思われますが、脳歯科というのは全くイメージがわかないのではないでしょうか?

脳歯科とは新神戸歯科の藤井佳朗先生が提唱されている治療方で、口腔内の有害な刺激を取り除くことで脳の機能を向上させ、全身の不調を改善することを目的とした治療法です。

治療の中で欠かせない診査法はバイデジタルOリングテスト(以下Oリングテスト・Oリング)という手法です。
ニューヨーク医科大学非常勤教授。ニューヨーク心臓病研究所所長を歴任され、国際鍼電気治療大学学長である医師、大村恵昭博士がバイデジタルOリングテストの方法を確立されました。

「生体そのものが極めて敏感なセンサーで、毒物を近づけたり、体に合わない薬剤を手に持たせたりすると、筋の緊張は低下し、逆に有効な薬剤では緊張が良好に保たれる」という原理に基づいています。(日本バイデジタルOリングテスト医学会ホームページより引用)

指でO型のリングを作って術者が指で左右に引き、リングを閉じていられるかどうかで筋の緊張の低下や向上を判断します。

 

O-リングテストは 病的な部分に軽く刺激を加えると筋力が低下することを利用し、閉じたを左右に引いて指の開き具合からどこの状態に異常があるかを調べます。

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また薬剤の選択、服用量、服用頻度や期間を決めたり、歯科でしたら治療に使う歯科材料、金属、レジンなど被せ物や詰め物の材質の決定に使います。

Oリングテストはこのように治療に際して選択法の1つとして用いますが、通常のレントゲンやCT検査、口腔内の診査も総合して最終的に歯科の治療方針を決定します。
Oリングテストはあくまでも医学的診断方法として行っていて占いではありません。
一時期この手法を用いて開運グッズなどを勧めることが横行し、信用性が乱されたようですが、あくまでも個人の責任範囲で物の選択などを行う以外にはやり方を学んだ国家資格保持者が行うものです。

脳歯科の治療を行うにあたり、Oリングテストの精度はとても重要です。
脳歯科セミナーの受講生はまずOリングテストの正しいやり方を学びます。

このテストを全身から歯の一部分に至るまで何度も行い、原因部位を絞っていきます。

またこれ以外にも立った時の安定性、肩、股関節、膝の柔軟性、腕、大腿部の筋力等を検査します。

こうやって書くと一般の歯科治療とはかなり異なりますね。
脳歯科の治療では口の中だけを見るのではなく、全身との繋がりを見ることがとても重要となるのです。

そのために、整体用のベッドを使います。また運動能力改善の治療時には握力計なども使用します。

口の中と身体は想像以上に関わりがあります。

身体の中で不調を感じた時、もしかしたら口腔内にその原因があるかもしれません。
なかなか改善しない不調がある方は一度ご相談ください。

 

眞美デンタルオフィスホームページ

https://www.mamidentaloffice.jp/caries/

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日本歯科東洋医学会に参加しました

2022年10月23日 (日)

こんにちは。

横浜市港北区の歯科医院 眞美デンタルオフィスです。

 

この土、日は日本歯科東洋医学会に参加してきました。

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この学会は歯科分野で行う東洋医学的な治療の臨床的、基礎的な研究発表を行っています。

その歴史は古く、日本歯科医学会の正式学会であり、

今回の学術大会も第40回めの開催となります。

 

 

鍼灸や漢方、ツボへの通電などを行って痛みの鎮静や顎関節症治癒の加速が見られた症例も多数発表されていました。

 

歯科と東洋医学が親和性があるというのは意外に思われるかもしれませんが、歯科は痛みと向き合う機会が多い医学です。

歯科医師の中には東洋医学を取り入れた治療を行っている先生が全国に多くいらっしゃいます。

 

歯科治療は西洋医学的には削る、抜く、切ると外科的側面が多いです。

 

 

その他にも顎関節の慢性の痛みや唾液の量、繰り返す口内炎など東洋医学的にアプローチすると効果を発揮する場面はたくさんあります。

 

 

 

 

 

当院でも歯肉の腫れや口内炎、顎関節症に漢方薬の処方を行いますし、ご希望があれば鍼治療も行います。

 

 

 

漢方がとても良く効いた時は患者様の方から服薬の期間を延長してほしいとご要望を受けることもありますし、鍼で顎が楽になったと言っていただくこともあります。

 

 

 

人の身体は皆さん同じではありません。

 

 

 

その方の体調全体が熱を持っているのか冷えているのか、体力が落ちているのか緊張が続いているのか。

 

 

 

 

西洋医学ではこの病気や症状にこの薬という局所に合わせた選択をしますが、東洋医学では上に書いたような全身から見た状態で薬を選択します。

 

 

 

 

そうすることで局所に合わせた西洋医学でカバーしきれない原因を抑えていくことができ、治癒を促進させることが可能になります。

 

 

 

 

 

例えばストレスで胃が痛くなっている場合、胃薬だけではまた痛くなることも考えられますよね。

その時には緊張を取り除く治療も必要となるはずです。

 

 

 

 

 

このように原因が遠くにある場合などは東洋医学的な治療が奏効することも多いのです。

 

 

 

 

私はなるべく選択肢を多く持ち、お一人お一人に合わせた医療を行いたいと思って東洋医学を治療のメニューに入れています。

 

 

 

 

 

もし、あまり西洋薬は飲みたくない、東洋医学的な治療についてお知りになりたいというご希望があります方はどうぞご相談下さい。

 

 

 

 

 

今回の学会では私がご指導いただいている脳歯科の主宰、新神戸歯科の藤井佳朗先生のご発表もありました。

 

「治療は体から場の治療へ」という内容で口演されました。

やはり原因は局所だけではないという内容です。

 

こちらにつきましては当院のもう一つのブログ、脳歯科ブログでいずれまた詳しく書かせていただきます。

 

 

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お口のなから身体をととのえる脳歯科

2022年10月13日 (木)

こんにちは
横浜市港北区日吉本町 日吉駅近くの歯科 
お口の中から全身の健康を追求する歯科医院 
眞美デンタルオフィスです。
新しく脳歯科ブログを新設いたしました。

こちらのブログでは当院の治療の中でも口の中から全身をととのえる「脳歯科」および
東洋医学(歯科鍼灸・漢方)という治療分野に特化したお話を書いていこうと思ってい
ます。

まずは聞きなれない脳歯科について本編のブログにも書きましたが少しお話ししましょ
う。

もともと私が口の中の変化が体に影響を与えるということに気づいたのは今から25年く
らい前でしょうか?
その若い女性はとにかく膨大な治療が必要で、とにかく一本一本必要な治療を進めてい
ったら、気づいた時には骨格も姿勢も雰囲気もすっかり変わっていたという若い患者さ
んに出会った時です。

口が変われば体が変わるという実感が湧き、その時から歯科からも全身に良い影響を与
えられるという確信が芽生えました。

入れ歯が入って食べられるようになったから元気になった、認知症の進行が止まった、
歯周病の状態と糖尿病の検査数値が連動している等広く知られるとことではあります。
私もそのようなことをお伝えしたりしましたが、元気でメンテナンスに通われている方
などは特に響くような話題ではなく、遠い話であるように感じました。

身体と口腔内は確実に繋がっているんだけど…。

そう思っている歯科医は少なくないと思います。
そして私はそのようなことを学べる勉強会を探して新神戸歯科の藤井佳朗先生の勉強会
に参加したことが始まりです。

最初の1日講習会で私自身が実際の脳歯科治療を受け、その効果の素晴しさを実感し、てその後半年間で体系的に学べる藤井塾に神戸まで通い、脳歯科の治療を行える認定をい
ただきました。一連の講習が終わっても治療見学や藤井塾の卒業生のためのアドバンスコースなど神
戸での学びは続いています。そして本年からは脳歯科の講習会の認定講師として現場で歯科
医師に技術を広める活動もしています。

脳歯科は全身の不調がある時に、バイデジタルOリングテストを始めとしたいくつかの
検査を行なって、それが口からの影響であると診断された場合に口腔内の調整を行なっ
て症状を治療することができます。E9793A12-10AD-47B8-86D6-7C279BBE2F2E

調整と言っても通常の歯科治療が必要な時以外は大きく削るようなことはなく、研磨用
の器具で歯の表面を少し触る程度です。

これで全身の状態が変わることが起こるのです。

何ヶ月も腕が上がらなかったので病院や鍼灸・マッサージに通っても治らない方が一回
の脳歯科治療で万歳ができるようになることは日常的にあります。

腰痛や膝の痛みなども同様です。

口と身体の深い関わりを時間していただけると思います。

昭和大学の研究によれば、このような慢性の疾患の痛みは怪我などの急性の痛みとは変
化してきており、局所ではなく中枢が関与した痛みになっているようです。
そうなると局所の痛みをターゲットにした鎮痛剤は効きにくく、全身に作用する漢方薬
や鍼灸の効果が出やすいとの報告があります。

痛みの出ている部位と本来の原因が異なるような場合は珍しくないのです。

脳歯科の治療もこのように現在の不調の原因を突き止める診査を全身から局所への流れ
で行い、口の中から改善していきます。

YouTubeには藤井先生の長年にわたる治療動画が多数アップされています。

https://youtube.com/user/shinkobedentalclnic

百聞は一見にしかず、藤井先生がよくおっしゃる言葉ですがリンクを貼りますので宜し
かったらご覧になってください。

当院HPにも脳歯科についての項目がございますので併せてご覧ください。

https://www.mamidentaloffice.jp/braindentistry/



脳歯科治療をご希望の方はお電話で初診の受付を行なっています。045-563-4418
脳歯科治療の初診は問診、診査などが全身に及ぶので、通常の初診診療の倍の2時間の
治療時間をいただきます。
ご予約の際は初めに脳歯科を希望とお伝えください。


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