こんにちは。
横浜市港北区の歯科医院 眞美デンタルオフィスです。
こちらのブログでは脳歯科や東洋医学などの話題を書いています。
当院では通常の歯科治療と共に、東洋医学や脳歯科などのホリスティックな治療を取り入れて、患者様に最適な治療を選択するようにしています。
前回、ペンフィールドの脳地図のお話をしました。
脳から見ると、口と手はとても関連が大きな身体の部分であるということが示されていましたね。
お口の中はとても敏感で、髪の毛一本、細かい砂一粒が入っても強い不快感を覚えます。
食物や飲み物など口から入るものは身体、ひいては生命に関わるので、口の中は摂取するものの危険をすぐに察知できるように感覚が発達しているのだと思います。
このように敏感で、脳との関連が深い口の中なので、全身に影響を及ぼさないわけはありません。
髪の毛一本、砂一粒でしたら自分で気づいて取り除くことができます。
問題はもっともっと弱い刺激〜自分では気づかない、自覚症状のない刺激です。
その刺激が口の中の軟組織を刺激して、整形外科や理学療法領域で言われている関節軟部組織過緊張連鎖と同様に離れた身体の部位に異常を引き起こしていると脳歯科では考えています。
実際に口の中を僅かに調整するだけで、
・瞬時に四十肩、五十肩で水平以下しか挙がらなかった手が頭に届くまで挙がる。
・痛くて曲げられなかった膝が曲げられる。
・立ち上がることが困難だった高齢者がすっと立ち上がる。
などなど、大きな変化が短時間で起こる。
このようなことは脳歯科治療をしていると普通に経験することです。
口の中で自覚症状がないぐらいの刺激部位をOリングテストで特定し、そこを調整するという流れでこのような改善が見られます。
実際に刺激となっている
部位は米粒より小さな範囲であったりもしますので、お口の中と運動機能の低下してる部位の関連を調べながら特定して行きます。
BSテレビの番組を見ていると、合間に挟まるCMは殆ど高齢者の身体の不調関連の器具やサプリの広告のように感じます。
膝が痛い、腰が痛い、そんなあなたに〇〇サプリ!
というような広告が1日に何回も流れています。
BSとはいえ、これだけ宣伝広告費をかけるのですから、その需要はかなり大きいのでしょう。
世の中には慢性のお痛みで困っていて、治したいと思ってサプリやサポーターなどを購入する方がたくさんいらっしゃるということです。
しかし、サプリにしても
〇〇酸配合、✕✕から抽出した▲▲▲成分配合なと次から次に新しい物が出ていて、未だ決定打はない?と
いうことでしょう。
軟骨のすり減りで・・・
関節内の潤滑油が不足して・・・
等々CMでは言っていますが、お口の中の調整でその場で痛みが引き歩行や腕の挙上がる方もいることを考えると、数分で軟骨が増えたり関節内の潤滑油が増えて、運動機能が改善したとは思えません。
もしかしたら、お口の中からの刺激で離れた部位の運動機能が低下しているかもしれません。
慢性のお痛みや運動機能の低下にお悩みの方は脳歯科治療を試されてはいかがでしょうか?
眞美デンタルオフィス
https://www.mamidentaloffice.jp/braindentistry/
カテゴリー: 全身をととのえる歯科治療〜脳歯科ブログ,脳歯科でできること
こんにちは。
横浜市港北区の歯科医院 眞美デンタルオフィスです。
こちらのブログでは脳歯科や東洋医学などの話題を書いています。
当院では通常の歯科治療と共に、東洋医学や脳歯科などのホリスティックな治療を取り入れて、患者様に最適な治療を選択するようにしています。
本年初投稿です。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
今日は脳と口は深く繋がっているというお話です。
「歯は大切よね〜
あまり噛まないと認知症になりやすいんでしょ?」
と患者様からご質問いただくことが度々あります。
約二十年前の開業当初にはこのような会話はほとんどありませんでした。
様々なメディアで情報が提供され、一般の方の認識も大きく変わってきているなぁと感じます。
私は脳歯科という治療法を取り入れて、口の中の状態を改善することで全身の状態を改善するという診療を行っています。
「脳・歯科」というくらいなので、治療中はいつも口の中から脳に送られる刺激を意識しています。
それは粘膜への刺激であったり、詰め物の形や材質など様々です。
何が脳に不快な信号を送って全身に悪影響を与えているのかを突き止めて、原因を除去していきます。
身体の各部と脳の関係については、とても有名な生理学的研究があります。
アメリカ合衆国、カナダの脳神経外科医で医科大の教授であったワイルダー・グレイヴス・ペンフィールド博士が癲癇の開頭手術時に脳領域を電気などで刺激して、脳の部位と影響を与える身体の部位が対応し決まっているということを明らかにしました。
そしてこの関係をベンフィールドの脳地図として2次元的に示しました。
脳が若返る15の習慣
飛松省三著 フォレスト出版
より引用
脳の中にその脳を持つ人の縮図となる小さな人間がいるということでホムンクルス(ラテン語で小人間という意味)と呼ばれています。
この図を見ると、手と口の周囲は物凄く広範囲に脳と関係していることがわかります。
そしてこれを元に3次元的に作られたフィギュアがロンドンの自然史博物館にあります。
https://en.m.wikipedia.org/wiki/Cortical_homunculus
より引用
左が感覚野、 右が運動野のモデルです。
どちらも手と唇、舌、顎が物凄く大きいですね。
脳から見た人の身体の模型ですので脳にとって重要な部分は大きくなっています。
・手を動かすことが脳の活性化に繋がる。
・手を動かしてノートを書いた方が記憶に残る。勉強効率か上がる。
等という事はお聞きになったことがあると思います。
このフィギュアを見るとそれを裏付けるような大きな手を持っています。
それと同時に口腔や顎の大きさも注目です。
舌は口から飛び出すほど大きく、唇も厚く大きいですね。
下顎の大きさも相当なものです。
これだけ脳にとって口の周りは影響が大きいということです。
よく言われている
・噛むと脳は活性化する。
・話すと脳は活性化する。
を裏付ける形です。
このように身体の司令塔である脳と口は深い関係にあります。
脳歯科で口の中から脳に送られる信号を良いものにすることで、様々な全身の不調が改善されることが理に適ったものであると思います。
口が身体に与える影響は大きいものです。
口腔衛生や咬み合わせの確保と共に、口の中から発せられる刺激に注目した脳歯科治療は大きな意義を持つはずです。
脳に大きな影響を与える口の中の治療を扱う者として本当に健康に寄与する治療を行うために日々一般治療の中にも脳歯科の視点を取り入れて診療を行っています。
身体の不調やどうしても改善しない慢性のお痛みなど、もしかしたら口の中に原因があるかもしれません。
気になる方はどうぞご相談下さい。
眞美デンタルオフィス
カテゴリー: 全身をととのえる歯科治療〜脳歯科ブログ,脳歯科の意義
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