Dr.マミの歯のブログ

脳歯科外来から〜どうしてずっと痛かった肩が急に動いたの?

2023年7月6日 (木)

こんにちは。
 
 

横浜市港北区の歯科医院 眞美デンタルオフィスです。

 
 

こちらのブログでは脳歯科や東洋医学などの話題を書いています。

当院では通常の歯科治療と共に、東洋医学や脳歯科などのホリスティックな治療を取り入れて、患者様に最適な治療を選択するようにしています。

 
 

以前、音や振動で身体が変わる?ということでブログをアップしました。

音や振動で身体が変わる


 
 
 
 
今回も音や振動と身体の変化の関係についてお話をしたいと思います。
 
 
音や振動は目に見えず、普段は気にならないものです。
目に見えないということで言えば電磁波や化学物質に過敏な反応がでて、体調を崩される方もいらっしゃることは最近徐々に認識が広まっています。
 
 
これらは全て波、波動として人の身体に届いていますが、通常は私達は気づくことがありません。
 
 
Wi-Fiは至るところで飛んでいるはずですが、意識せず日常生活を送っています。
 
私も外でWi-Fiを繋ごうとすると候補がダーっと表示されて、あーこんなに様々な電波が飛んでるだなと思うのが唯一意識する瞬間です。
 
 
また新築のお家で体調を崩したという話があります。
これも建材に使われている化学物質が身体に影響を与えるためと考えられています。
 
 
化学物質、電磁波は何となく身体に良くないというイメージが湧くかと思いますが、音や光、振動なども波です。
こちらはそんなに身体に影響があるの??という感じですよね。
 
 
 
 

この前治療をしていた時のお話です。

その方は昨年から他院で噛み合わせの調整を受けていましたが、口が開かない、頭痛、腕が上がらないなどの症状が出たので脳歯科治療を希望されて当院を受診されました。

Oリングテストで調べていくと、一本の前歯に反応が悪い所があったので、そこをまず調整することにしました。
 
 
調整前には使うバー、回転数、回転方向、器具を動かす方向などをOリングテストで決定します。
 
 
それから歯に向かって調整するイメージで歯に当てず歯の近くで空回転させて、Oリングが閉まることを確認してから初めて実際に歯に調整を加えます。
 
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たまたまその時は空回転後にOリングで確認をした後に、腕どうですか?とお聞きして実際に上げていただいたらスッと頭の上まで手が上がりました。
いらした時は水平ぐらいで痛くて上げられなかったのが難なく動いたのです。
 
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その方は一瞬無言、それから大爆笑されました。
 
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脳歯科的には器具の回転の振動や音、風が作用して身体が改善したというのは、当然のことなので、うまく波動が当たって体が緩んだのだと思います。
 
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しかしご本人はまだ何も触られていないのに身体が動くようになったと言うことがすぐには理解しがたくて笑ってしまったとおっしゃっていました。
 
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意識していないもの、目に見えないものについては、「無いもの」と考えてしまいますが、本当は「ある」ことも沢山あります。
レントゲンや写真も見えないけれど、ちゃんとフィルムに画像が写るので皆さん何も違和感は感じません。
 
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大昔は写真を撮ると魂を抜かれるなどと言われていた時代もありましたよね。
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結局その方は実際に歯の調整や研磨を行い、口の開き方や肩については殆ど以前のように改善し、その日の治療は終わりました。
 
 
この日は噛み合わせの調整は全く行っていません。
 
 
歯の側面や裏側の刺激になっている箇所を研磨したのみです。
 
 
まだ解決する問題が残っているので後日引き続き治療を行う予定です。
 
 
 
 
このような波動で身体を変えることが脳歯科の治療の基本的な考え方です。
 
 
 
 
日本には言霊という言葉がありますが、その響きで物事が変わっていくと言われて来ました。
 
 
 
 

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この写真は昨年、宮崎県の高千穂神社のお祭りの初日に撮影したものです。これからお祭りに参加する地元の中学生たちが真剣に祝詞に耳を傾け、拝殿は静謐な雰囲気に包まれていました。

古来より祈る言葉、神社の祝詞、お経で人々は救われると思っていました。
それは言葉の意味を理解して聴くだけではなく、音の響きそのものも大きな力になっていたのではないかと思います。

 
 
 
 

(※ご紹介した治療結果は一例であり、全ての方に共通するものではありません。
治療経過、結果については個人差があります。)

 
 
 
もし慢性的な痛みや機能低下がある場合、その原因がお口の中にあるかもしれません。
脳歯科の治療を選択肢の1つとお考えでしたら、ぜひご相談下さい。
 
 
また一般歯科治療でも身体に最適な治療を受けたいと思われる方もご相談下さい。
 
 
脳歯科の初診は一般治療の場合とは異なり、2時間のご予約時間を時間をお取りします。
 
ご予約の際には必ず脳歯科希望の旨をお伝えいただきますようお願い申し上げます。
 
 
眞美デンタルオフィス

https://www.mamidentaloffice.jp/braindentistry/

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歯科治療の困り事〜嘔吐反射

2023年6月22日 (木)

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横浜市港北区の歯科医院 眞美デンタルオフィスです。

 
 

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歯科治療をしていると、歯の型取りをする時や奥の歯を削っていて気持ち悪くなる患者様はあまり珍しくありません。
朝起きて歯磨きの時に奥歯に歯ブラシを入れたらオエッとなるというお話もたまに伺います。
またマウスピースや入れ歯が気持ち悪くて入れられないという方もいらっしゃいます。
 
 
このようにお口の中、特に喉の奥に物が触れるとオエッと気持ち悪くなる嘔吐反射(異常絞扼反射)が起こることが多いです。また人によっては触れそうになっただけでこの反射が起こることもあります。
 
 
私が今までに経験してこの反射が一番強かった経験は、歯科医になって2年目くらいでした。
とある会社に歯科検診に行った時です。
20代の男性会社員の方で、ミラーがわずかに唇にふれただけで嘔吐反射が出てしまい、結局その方は検診ができませんでした。
 
 
まだ経験の浅い歯科医だった私は、これから度々このような状況になったらどうすればいいのだろう?と強い不安を覚えました。
 
 
しかしそれ以来何十年も歯科医をしていますが、そこまで反射が強い方には出会った経験はありませんので、やはりあの方は相当強い嘔吐反射をもっていらしたのだなぁと時々思い出します。
 
  
 
 
嘔吐反射は、生理的な反射であったり過去の気持ち悪くなった記憶や歯科治療への恐怖心などの精神的な要因が考えられます。
 
 
この反射が強い患者様は治療内容によって、通常の歯科治療を行うことが難しいこともあります。
 
 
場合によっては、笑気麻酔や静脈内鎮静法などを使って反射を抑えながら治療することもあります。
 
 
そこまで強くない場合は、当院では器具の位置に配慮したり水が大量にお口の中に溜まらないようにするなどの工夫をして治療できることもあります。
また触る場所や治療内容によっては、ラバーダムというゴムのシートで口の中から治療部位だけを隔離することで楽に治療できることもあります。
 
  
 
 
その他にはツボの刺激も有用と言われています。
 
 
左右の鎖骨の間あたりにある「天突」、手首の内側の「内関」という経穴(ツボ)を圧迫したり、シール状の置鍼を貼るなどして反射を軽減することができます。
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坂元 大海 他1名
ツボ単―経穴取穴法・経穴名由来解説・腧穴単語集より
 
 
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このシール状の置鍼は当院に常備しているので、不安な方はお申し出いただけたら使うことができます。
 
 
 
 
またマウスピースなどのお口の中に入れる装置が気持ち悪い場合は、脳歯科治療の出番です。
 
 
まずはお口の中に入れる以前に装置の形や厚みがその方に合っているかどうかをOリングテストでチェックをして修整をします。
 
 
次にお口の中に入れていただいた時に嘔吐反射が引き起こされる接触がある部位をOリングテストでチェックして更に修整を加えます。
 
 
これによってかなり辛さが改善することができる事が多いです。
 
 
そもそも口腔内で嘔吐反射が起きやすい場所というのは決まっていて、口蓋の後方真ん中辺りや下顎の喉に近い内側の部分など、学校でも入れ歯の調整の時に教わっています。
 
 
しかしOリングでチェックすると、そのような部位以外に反応が悪い所が度々出てきます。
時にはえっ?こんなところ?と思うようなところでOリングテストがネガティブになることもあります。
 
 
そこを調整するとスッと問題なくお口の中に入れられるようになった経験は何度かあります。
 
 
セオリー通りの調整で改善しない場合にはとても有効だと感じます。
 
 
 
 
歯科治療というのは、敏感な口の中に様々な刺激が加わる行為です。
できる限り楽に治療を受けていただくために、西洋医学的なアプローチだけでなく、引き出しの中から様々な方法を組み合わせて、苦痛を取り除きたいと思います。
 
 

もし慢性的な痛みや機能低下がある場合、その原因がお口の中にあるかもしれません。
脳歯科の治療を選択肢の1つとお考えでしたら、ぜひご相談下さい。
 
 
また一般歯科治療でも身体に最適な治療を受けたいと思われる方もご相談下さい。
 
 
脳歯科の初診は一般治療の場合とは異なり、2時間のご予約時間を時間をお取りします。
 
ご予約の際には必ず脳歯科希望の旨をお伝えいただきますようお願い申し上げます。
 
 
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原因不明の痛みと言われる痛覚変調性疼痛〜舌痛症などに脳歯科は有効?

2023年6月15日 (木)

こんにちは。
 
 

横浜市港北区の歯科医院 眞美デンタルオフィスです。

 
 

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先日送られてきた保険医協会(医科と歯科の保険医団体)の月刊誌 「月刊保団連」に特発性口腔顔面痛について臨床研究の記事がありました。
 
 

静岡市立清水病院口腔外科の井川雅子先生と、東北医科薬科大学精神科学教室の山田和男先生が執筆されています。
 
 

今回は痛みについて、こちらを参考にして書かせていただきます。
 
 
 
 

口腔顔面部の原因不明の慢性疼痛というものがあります。
一般的には顔や歯の不規則な痛みや舌痛症などがこれに含まれます。
 
 

特発性=原因不明ということで
国際口腔顔面痛分類では
 
 
 
・口腔灼熱症候群(いわゆる舌痛症)
 
・持続性特発性顔面痛
 
・持続性特発性歯痛
 
 
の3つに分類されます。

ここでは主に口腔灼熱症候群(舌痛症)について考えたことを書いてみたいと思います。
 
 
 
この病気の定義は
3ヶ月を超えて持続する口腔内のカーっとした燃えるような激しい痛みや異常感覚がありながら実際には様々な診査で病変が見いだせないということです。
 
 
 
この病気の始まりは特に何があったというのではなく、ある日突然痛くなったということが多いです。
この記事によると心理的要因が関与することも示唆されているそうです。

 
 
この病気にかかる人は9割が女性で、特に60歳以降増加するとありました。
 
当院での治療経験からも女性で、50、60代の方が多いように感じます。
 
 
 

2017年に国際疼痛学会は第3の痛みとして、
non specific pain 痛覚変調性疼痛という新しい分類を提唱しました。
 
 
これは痛覚に関係する脳神経系の変化、変調によって生じる痛みと説明されています。
 
身体の組織損傷が何も無くても、痛みを感じている状態ということです。
 
 
 
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朝日新聞デジタル 阿部彰芳
2021/11/4 記事より引用
 
 

以前は痛みというものは、怪我や虫歯による神経の損傷、三叉神経痛なとの神経障害など、身体の各部位の末梢が原因とされてきました。
 
 
しかし第3の痛みでは中枢が変調を起こしているということが新しい概念となっています。
全身の疾患では繊維筋痛症
 
 
 
中枢=脳と脊髄の神経系です。
 
 
 
以前ブログに書きましたが、当院での脳歯科の治療で舌痛症の症状改善を経験しています。
 
今回、このやはり口腔内からのアプローチが中枢に与える影響は大きいと改めて思った記事でした。
 
 
 
通常のレントゲン、視診、検査数値では原因が明らかにならず、原因不明とされてきました。
しかしOリングテストを主とした脳歯科の診査で関与していると思われる口腔内の部位を調整することは症状改善に有効ではないかと思われます。
また、中枢から全身へと治療効果を出すので鍼灸や漢方などの東洋医学的な治療も期待できるのではないでしょうか。
こちらも当院では舌痛症の治療に脳歯科と並行して行うこともあります。
 
 
 
ただ臨床研究の記事では三環系抗うつ薬が症状改善に奏功するという報告があることや、イギリスの国立技術評価機構ガイドラインでも痛覚変調性疼痛の痛みに抗うつ薬を推奨しているということも書かれていました。
 
 
 
そしてこれらを用いる場合には医科と歯科の連携が必須です。
 
 
 
記事は早期診断、治療をすることで重症化させず治癒に導くことが可能な疾患であると結んでありました。
 
 
 
早期に回復に向かうために選択肢の1つとして脳歯科の治療も役立てるのではないかと考えています。
 
 
 
もし慢性的な痛みや機能低下がある場合、その原因がお口の中にあるかもしれません。
脳歯科の治療を選択肢の1つとお考えでしたら、ぜひご相談下さい。
 
 
また一般歯科治療でも身体に最適な治療を受けたいと思われる方もご相談下さい。
 
 
脳歯科の初診は一般治療の場合とは異なり、2時間のご予約時間を時間をお取りします。
 
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足の指と顎関節

脳歯科セミナーのお知らせ

2023年6月1日 (木)

こんにちは。
 
 

横浜市港北区の歯科医院 眞美デンタルオフィスです。

 
 

こちらのブログでは脳歯科や東洋医学などの話題を書いています。

当院では通常の歯科治療と共に、東洋医学や脳歯科などのホリスティックな治療を取り入れて、患者様に最適な治療を選択するようにしています。
 
 
 

今日は歯科医師の方に
今後の脳歯科関連セミナーのご案内です。
 
 

・東京脳歯科コース第3期

全身と口腔の関わりを学び、新しい臨床を取り入れたい先生、ぜひご参加ください😊

東京脳歯科ページのフォローもよろしくお願いいたします。
 
 

https://www.facebook.com/profile.php?id=100082882327384
 
 

開催日時

第一回 2023年11月26日(日)

第二回 2023年12月17日(日)

第三回 2024年1月14日(日)

第四回 2024年2月18日(日)

第五回 2024年3月24日(日)

(第五回終了後、4月に無料フォローアップセミナーあり)

場所

神奈川歯科大学附属横浜研修センター6階

費用

50万円(税込み)

お問い合わせ先  

医療法人社団 恵美歯科医院 03-3443-4618

tokyobraindental@gmail.com
 
 

1684920675288

 
 

これから脳歯科の診療を始めたいという先生方対象に実習中心の実践的なセミナー内容になっています。

現在2期が開講中ですが、受講されている先生方はすでに日常臨床に取り入れ初めて、患者様の様々な身体の不調が改善したと報告をいただいております。
 
 

・1dayアップデートセミナー
藤井塾応用コース終了者と噛み合わせと全身を考える会で学ばれた方対象です。最新の脳歯科メソッドを東京脳歯科コースの講師がお伝えします。
 
 

量子力学の考えを取り入れ、体のエネルギーを調整することで、より咬合調整の部位が少なくなりました。
 
 

ミニマムインターベーションで患者様に優しい歯科治療のテクニックをこの機会に是非アップデート下さい!!
 
 

開催日時  2023年7月23日 10:00-16:00 場所 神奈川歯科大学附属横浜研修センター6階
 
 

お問い合わせ先 医療社団法人 恵美歯科医院 03-3443-4618 tokyobraindental@gmail

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藤井先生の治療はますます進化しています。
最新の知識と技術のアップデートをしていただけるように講義、実習を行います。
 
 
どちらのセミナーにも私は脳歯科認定講師として参加しております。
 
 
セミナー関連のご質問などございましたらご連絡下さい😊

詳しくはこちら


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