Dr.マミの歯のブログ

治療中の仮の蓋

2018年3月24日 (土)

横浜市港北区日吉本町 日吉駅近くの歯医者・歯科 眞美デンタルオフィスです。

この週末は桜も見頃になりますね。数日前には雪が降ったのに、何とも気まぐれな春のお天気です。

今日は治療中に付ける仮の蓋のお話です。

 

この仮の物(私たちは仮封、テンポラリーと呼んでいます。)は次の受診までに外れてしまって困った☹️という経験がある方もいらっしゃると思います。

これはなかなか難しい問題で、あまりにもきちっと付けると外すときに過大な力をかけなくてはいけなくて、歯に負担がかかります。

 

 

かと言って接着力が弱く過ぎるとすぐ外れてしまってご不自由をかけてしまう‥特に次の治療まで間が空く場合はこの塩梅が難しいなと悩むこともあります。

 

 

仮の蓋は小さな詰め物の型どりの後や根の治療中にするものですが、当院では白い石膏系のセメントまたは粉と液で反応して固まる樹脂を使います。

 

 

仮の蓋の目的は

・治療で露出している象牙質という歯の内部の部分の保護。

神経がある場合は水や空気などの刺激に触れて痛まないように、そして象牙質を通しての細菌感染から歯を守ります。

根の治療中はせっかく綺麗にした根の中に細菌感染が起こらないように保護します。

 

 

 

・歯の移動防止

被せものをする歯を削る時は被せものを入れるスペースを確保しなくてはいけないので隣の歯や噛み合う歯の間に隙間が空いています。

ここに何もないと周囲の歯が動いてきて被せものを入れるスペースが不足してしまう恐れがあるのでその防止のために仮の蓋で隙間を確保しているのです。

 

 

 

・歯肉の増殖を抑える

歯肉はとても強い組織で、隙間があると簡単に増殖して、歯の縁に被ってしまいます。

いざ詰め物や被せものを入れようとした時に、歯肉が邪魔をして歯と歯科材料が密着しなくなるとすぐに外れたり、二次的な虫歯が起こってしまうのでその防止です。

 

 

 

仮のものが取れても痛くない、そんなに不自由ではない、という場合でも実は静かに変化が起こっているかもしれません。

ご面倒とは思いますが、ぜひご連絡をいただければと思います🙇

 


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