歯周病治療

歯周病(歯槽膿漏)と全身疾患

歯周病(歯槽膿漏)とは、歯垢の中にある細菌の感染によって歯肉に炎症が引き起こされる病気のことです。歯肉は身体のなかでも特に敏感な組織のひとつであり、歯周病(歯槽膿漏)にかかると、身体の他の部分にも影響を及ぼすことが最近の研究で分かりはじめています。

その代表的な症状は、①糖尿病・②心疾患・③早期低体重児出産・④誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)・⑤骨粗しょう症の5つです。その各症状について以下で詳しく見ていきます。とにかく言えることは”歯の健康は全身の疾患にかかわる”ということです。

糖尿病

糖尿病とは、インスリンの作用が不十分なために高血糖が続く状態の疾患です。インスリンが血液中のブドウ糖を取り込み、血糖を下げる唯一のホルモンです。歯周病(歯槽膿漏)と糖尿病はどのように関係しているのでしょうか。歯周病(歯槽膿漏)は前述したように、歯肉に細菌が感染することによって発症します。

体内に入った細菌は、血管内に侵入し、身体の力で死滅することになりますが、 歯周病菌の死骸のもつ内毒素(細菌の細胞壁に含まれる毒素のこと)は血糖値に悪影響をもたらします。

心疾患

心疾患とは、心臓に起こる病気の総称で、心臓の筋肉へと血液を送る冠動脈の血流が悪くなって筋肉が酸素不足や栄養不足になる病気のことです。

これは歯周病(歯槽膿漏)の原因菌や歯周病を防ぐために生産された物質などが血管内に侵入し、血管の壁に作用して 動脈硬化を促進することによって引き起こされます。

早期低体重児出産

早期低体重児出産とは、在胎37週未満、2500g未満で生まれた赤ちゃんを出産することを指します。身体が小さすぎる状態で生まれるため、そのような赤ちゃんには様々な病気にかかるリスクが大きいのです。

歯周病(歯槽膿漏)の細菌が血流に乗って子宮に達すると、早期低体重児出産の可能性を高めているのです。実際に、その危険率は一般女性の7倍にも上るといわれ、 たばこやアルコールなどよりもはるかに高い数字となっています。

誤嚥性肺炎

誤嚥性肺炎とは、細菌が唾液などと一緒に肺に入ることによって発症する病気のことです。誤嚥とは、誤って食べ物が気道に入ることをいいます。
歯周病(歯槽膿漏)などによって口の中の細菌が増えている状態のときに誤嚥してしまうと、肺の中に多くの細菌が侵入してしまうため、肺炎になるリスクが高まります。

骨粗しょう症

骨粗しょう症とは、全身の骨の強度が低下し、骨折しやすくなった状態を表します。骨粗しょう症はエストロゲンというホルモンの分泌が少なくなることにより、発症のリスクが高まると言われています。

それに伴い歯を支えている歯槽骨がもろくなり、歯と歯茎の間に歯周ポケットが生まれます。その 歯周ポケット内で歯周病の炎症を起こす物質が作られ、歯周病(歯槽膿漏)になる確率が高くなるといわれています

歯周病が全身の疾患と密接に繋がってるということがお分かり頂けたかと思います。当院でも歯周病(歯槽膿漏)の検査には特に力を入れています。

”歯科ドック”でしっかりと検査を受けて頂くことで、自覚症状の少ない歯周病を発見することにつながります。その検査をもとに的確な治療へとつなげ、患者様のお口の健康をしっかりと守っていくことを当院では心がけています。

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