虫歯治療

歯をなるべく削らない虫歯治療

半世紀前、虫歯は「できるだけ早く発見してできるだけ早く削って治す(早期発見,早期治療)」が最先端の治療でした。21世紀に入り、虫歯の治し方への考え方も大きく変わってきました。
カリオロジーという虫歯の科学の研究が進み、予防や管理を上手にすれば進まない虫歯もあるということがわかったのです。

もちろん、穴があいてしまったような大きな虫歯は治療が必要ですが、写真のような初期の虫歯は歯みがきやフッ素などを上手に使い、定期的に管理することでそれ以上進まないようにすることができます。

また、ある程度進んでしまった虫歯もすぐれた接着性修復材料(コンポジットレジンなど)が開発されたおかげで本当に悪いところだけを除去し、健康な部分を出来るだけ残して治療することが可能となりました。
ご自分の歯を出来るだけ残し、ずっと健康な口腔を保っていただくために眞美デンタルオフィスは次のような取り組みをしています。

MI(Minimum Intervation(最小の侵襲))
できるだけ歯を削らない

近年、カリオロジーという言葉が注目されはじめ、歯科医療の現場でむし歯(う蝕)のリスク要因の分析や患者指導などむし歯予防のためにさまざまなアプローチがされています。

カリオロジーという学問体系は、北欧ではすでに30年以上前から、既に大学の講座として存在し、 むし歯(う蝕)の基礎・臨床の立場からむし歯を総合的に捉え、その疫学、病因・病態論から臨床的対処法、その1次・2次予防に至るまでの全体を包括した概念です。
その世界的な大きな流れの中で、日本でも、むし歯の研究の細分化された各分野から集大成ともいえるカリオロジーの体系化が、21世紀の大きな課題となっています。

そして実際に治療を行なう現場においても、 むし歯への対応の意識改革が迫られ、クリニカルカリオロジーとしての診療体系の確立が模索されています。ミニマム・インターベンションは、クリニカルカリオロジーを実践するためのより具体的なアプローチ方法を提案しています。

眞美デンタルオフィスのMI

初期のムシ歯(C0)
〜表面だけが着色(白や褐色)しているような虫歯〜

歯ブラシ指導やフッ化物などを使っていただいた上で定期的に進んでいないかどうかをチェックします。コントロールがうまく行けば白濁していた表面が透明感を取り戻すこともあります。

少し進んだムシ歯(C1)
〜表面がざらざらしたり、咬む面の溝に引っかかりが出来ているような虫歯〜

きれいなお口の状態を維持できれば初期の虫歯と同様にコントロールで進行を遅らせる、もしくは止めることも可能です。お口の中の状態によってはコンポジットレジンでなおす場合もあります。

進んだムシ歯(C2)
〜表面の歯質が壊れて穴があいたり、食べた物がつまる〜

象牙質まで虫歯が進んでいるため、治療が必要です。ウ蝕検知液を使用し、感染が進んで再生不可能な部分だけ注意深く除去して修復します。

虫歯の範囲によってコンポジットレジンや、より丈夫な金属やハイブリッドセラミックスなどを使用します。

かなり進んだ虫歯(C3)
〜神経の近くまで進んだ虫歯〜

軟化した部分をぜんぶ取ってしまうと神経を抜かなければならないことが多いので、神経に炎症や感染が進んでいないと診断できれば、再生不可能な部分を除去します。

通常2~3ヶ月経過観察し、最終的に修復します。 神経はできるだけ残した方が歯が長もちすると考えています。

神経まで達してしまった虫歯(C04)

残念ながら神経を取る必要があります。根管治療を施した後に歯冠を修復します。

歯の形がなくなるほど、崩れてしまった場合は 土台を作ってから冠をかぶせますが、ある程度歯質が残っている場合はできるだけそれを生かした形にします。

知覚過敏(象牙質知覚過敏症)

「冷たいものや甘いものなどがしみてしまう。」「歯ブラシの毛先が当たるとピリッとくる。」とおっしゃる患者様の場合

  • 特に虫歯が認められない
  • 痛みは一瞬で、何もしていなければ痛みはない
  • すごくしみる時とそうでもない時がある
  • 歯茎がやせて根が出ている

という症状であれば象牙質知覚過敏症を真っ先に疑います。現在でも原因ははっきりと解明されていませんが、象牙質知覚過敏症は虫歯のような細菌が引き起こす感染症ではありません。

一時的に歯の神経の感覚が鋭くなり、通常だったら感じないような刺激に対しても神経が反応してしまう状態です。また夜中のくいしばりや歯ぎしりなど噛み合わせがきつい時に起こりやすい傾向にあるようです。

当院では処置として

  • 薬の塗布
  • 象牙質(歯の内部)の表面にある細かい穴を塞いで刺激を遮断する。
  • レーザーの照射
  • 歯の内部の血流改善、麻酔効果で過敏反応を起こりにくくして神経を落ち着かせる。
  • 噛み合わせが強い場合にはかみ合わせの調整、マウスピースの装着

また根の部分が摩耗してえぐれている場合には、そこに詰め物をすることがあります。知覚過敏用の歯磨き剤の使用もおすすめしています。象牙質知覚過敏症は、虫歯のように歯が蝕まれていくことはありませんが、場合によっては歯の亀裂が初期に引き起こしていることもあります。このような場合にはまた別の処置が必要となりますので、放置せず一度受診をなさってみてください。

診療科目

  • お口の健康と全身の健康について
  • Dr.マミの歯のブログ
  • 全身をととのえる歯科治療~脳歯科ブログ
  • 当院の感染対策・安全への取り組みについて
  • 50代からの女性の皆さまへ
  • 横浜歯のクリーニングサイト
  • 横浜入れ歯専門医サイト

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