Dr.マミの歯のブログ

脳歯科外来から〜スポーツ用マウスピースを作る

2024年2月29日 (木)

こんにちは。
 
 

横浜市港北区の歯科医院 眞美デンタルオフィスです。

 
 

こちらのブログでは脳歯科や東洋医学などの話題を書いています。
 
 
 
 
当院では通常の歯科治療と共に、東洋医学や脳歯科などのホリスティックな治療を取り入れて、患者様に最適な治療を選択するようにしています。
 
 
 
 

今日はスポーツマウスピースのお話です。
 
 

スポーツマウスピースは、スポーツ時に口を保護するための装具で、怪我や衝撃から歯や口内を守る役割があります。
 
 

またそれだけではなく、脳震盪のリスクを軽減するのに役立つことがあります。
 
 

適切にフィットさせることで、衝撃を吸収し、脳に与えるダメージを減らすことができます。(脳震盪を完全に防ぐわけではありませんので、安全対策としては重要ですが、その他の予防策も必要です。)
 
 
 
 

スポーツ用マウスピースの着用が義務づけられているスポーツには、アメリカンフットボール、ラグビー、ボクシング、アイスホッケーなどがあります。
ボクシング選手も1ラウンド終わるごとに口から出している風景を見ます。
義務ではありませんが、野球選手も着用していますね。
 
 

これらのスポーツでは、激しい接触や衝突が頻繁に発生するため、口や歯の保護が特に重要視されています。
 
 

競技の種類や所属リーグなどでマウスピースの色まで指定されている場合もあります。
 
 
 
 

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こんなにカラフルなマウスピースもあります。

 
 
 
 

特に前歯は奥歯と異なり、頬のガードがなく、競技中口をしっかり閉じることがすくないために損傷が起きやすく、私も以前に非常勤で勤めていた企業の診療所で実業団のラグビー選手の前歯の損傷をいくつも経験しました。
 
 
 
 

当時はマウスピースの着用が一般的ではなかったので治してもまた同じ歯が折れるなど、苦慮した記憶があります。
 
 

差し歯をしっかり着けると、歯根の破折を招いてしまいましたので、結局現役引退まではあえてすぐに取れやすい仮歯にして、根の損傷を防いでいました。
 
 

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最初に書いたように、
スポーツ用マウスピースは本来はマウスガードと呼ばれ、外力からの保護を目的としています。
 
 

何度も前歯が飛んでしまった選手の事を思い出す度にコンタクトスポーツをされる方は、ぜひ装着してプレイしていただきたいと強く思います。
 
 
 
 

また選手によってはパフォーマンスの向上を期待してマウスピースの制作を希望される方もいらっしゃいます。
本来の目的ではありませんが、このブログで度々書いていたように、口の中の刺激や顎の位置によって身体的パフォーマンスが上がったり下がったりすることがあるのも事実です。
 
 
またマウスピースは口の中では異物であるので、口の中で望ましくない刺激となることもあります。これは避けたいことです。

当院にもそのような最適な状態となるマウスピースを作りたいと希望を持って脳歯科外来でマウスピース製作を希望される方もいらっしゃいます。
 
 

マウスピースには厚みがあり、厚すぎるマウスピースを使うと噛み合わせの高さが合わず帰って力を奪ってしまうこともあります。
そこで保護の機能は失わない程度の厚みで、最適な厚みを探していきます。
 
 

まず、歯科の型取り用のシリコンを色々な厚みにして噛んでいただき、そこで握力や安定性が変わるのかを調べて行きます。
 
 

当院には握力計もあるのでボールやラケット、スティックなどを握る力の変化、片足で身体を支える時のの安定性、両足で踏みしめた時の安定性等々、脳歯科診療で使うと検査とOリングテストで作製条件を決めていきます。
 
 
 
 

スポーツによって、また競技カテゴリーによっては色の規定がないような時は、マウスピースの色も最適なものを選ぶこともあります。
 
 

色の療法でカラーセラピーというものがあります。
これは色彩が身体や心の健康に与える影響を利用した療法の一種です。異なる色が異なる効果を持つと考えられています。
 
 

カラーセラピーは、色を用いてストレスや不安の軽減、心身のバランスの回復を目指すものです。
 
 

企業などでもオフィスに取り入れて、生産性を高めたり逆に休憩時によりリラックス効果を期待して壁紙などを選ぶことがあるそうです。
 
 

色そのものは光の反射によって決まってきます。
光のない暗闇の中では色はわかりませんよね。
 
 

色からは光の波動が出ているので、そこで何かしらの変化を身体に与えるのです。
 
 

随分前になりますが、スポーツマウスピースを作った時に、相手を威嚇したいから黒にしたいとおっしゃってお作りした患者様もいらっしゃいました。
 
 

現在は脳歯科外来にいらしている方のキックボクシングのためのマウスピースを制作中です。
装着時には身体パフォーマンスの低下などが引き起こされないように脳歯科の検査を十分に行い微調整をしてからお使いいただくようにする予定です。
 
 
 
 

コンタクトスポーツをする方にはぜひしっかり型取りをして、適合の良いご自身に合ったマウスピースを使って怪我の予防と身体の動きを邪魔しない状態でプレイしていただきたいと思います。


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