Dr.マミの歯のブログ

歯科鍼灸のセミナーに参加してきました

2023年11月23日 (木)

こんにちは。
 
 

横浜市港北区の歯科医院 眞美デンタルオフィスです。

 
 

こちらのブログでは脳歯科や東洋医学などの話題を書いています。
 
 
 
 
当院では通常の歯科治療と共に、東洋医学や脳歯科などのホリスティックな治療を取り入れて、患者様に最適な治療を選択するようにしています。
 
 
 
 

先週の土曜日は大阪で開催されたTAO東洋医学研究会の歯科鍼灸セミナーアドバンスコースに参加してきました。
 
 

今回は頭頸部と経絡て繋がっている足のツボ(経穴)を中心に多くの実習を行ってきました。
 
 
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講師はベテランの鍼灸師の先生と、鍼灸師の資格と歯科医師のダブルライセンスの先生方で、少人数グループに分けて丁寧に指導して下さいました。
 
 
 
 
針は針の太さ、刺入する方向や深さ、動かし方などで刺激の強さが異なりますが、場合によっては痛みを感じることがあります。
今回は主に細い針と針をいれる深さ、方向について詳しく教えていただきました。
 
 
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今週当院でたまたま脳歯科と併用して鍼を施術する機会がありました。
開口が困難な患者様です。
 
 
早速細めの鍼を使ってお口の周りと耳の後ろ、足などに鍼を行いましたが、刺入時に刺激を感じず、置鍼後は血流が改善したようで肩の運動範囲も改善しました。
 
 
続けて脳歯科治療も行い、かなりお口が開けられるようになりました。
 
 
脳歯科に鍼を併用する、または漢方薬の処方を併用するということは時々あります。
このような場合、私はどちらを併用するかはOリングで決定します。
 
 
今回は患者様に鍼、漢方の可能性をお伝えしない時点で行ったOリングテストで鍼が(+)漢方が(−)でした。
 
 
 
 
Oリングの結果に従い鍼を選択しましたが、後から患者様と話していると「私、漢方は合わなくて調子が悪くなる事があるので飲まないんです」とおっしゃいました。
 
 
 
Oリングがしっかりと身体の状態を示していたのですね。
 
 
 
 
歯科と鍼の相性はとても良く、全身の経穴(ツボ)の繋がりである経絡の1つに手の陽明大腸経というものがあります。これは別名で歯脈と呼ばれており頭頸部の痛みにとても有効な「合谷」という手のツボも含まれています。
 
 
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脳歯科との併用、単独での歯科鍼灸も行っていますのでご相談下さい。
 
 
私が大阪で宿泊したホテルは昔から薬問屋さんの集まる地域にありました。
地下鉄の階段を上って外に出ると漢方薬局の看板やよく知っている市販薬の会社などの看板が眼に飛び込んでいきます。
 
 
徒歩1分の所に医薬の神様を祀る少彦名神社があったので、お参りしてきました。
 
 
 
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※治療結果は全ての方に共通するものではありません。
治療経過、結果については個人差があります。)

 

もし慢性的な痛みや機能低下がある場合、その原因がお口の中にあるかもしれません。
 

 
脳歯科の治療を選択肢の1つとお考えでしたら、ぜひご相談下さい。
 

 
また一般歯科治療でも身体に最適な治療を受けたいと思われる方もご相談下さい。
 

 

脳歯科の初診は一般の歯科治療の場合とは異なり、2時間のご予約時間をお取りします。

 

このためご予約の際には必ず脳歯科希望の旨をお伝えいただき、時間を確保させていただけますようお願い申し上げます。

 

 

眞美デンタルオフィス

 
 

https://www.mamidentaloffice.jp/braindentistry/

 

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カテゴリー: 全身をととのえる歯科治療〜脳歯科ブログ,歯科鍼灸,脳歯科でできること

歯科治療の困り事〜嘔吐反射

2023年6月22日 (木)

こんにちは。
 
 

横浜市港北区の歯科医院 眞美デンタルオフィスです。

 
 

こちらのブログでは脳歯科や東洋医学などの話題を書いています。

当院では通常の歯科治療と共に、東洋医学や脳歯科などのホリスティックな治療を取り入れて、患者様に最適な治療を選択するようにしています。
 
 
 
 
歯科治療をしていると、歯の型取りをする時や奥の歯を削っていて気持ち悪くなる患者様はあまり珍しくありません。
朝起きて歯磨きの時に奥歯に歯ブラシを入れたらオエッとなるというお話もたまに伺います。
またマウスピースや入れ歯が気持ち悪くて入れられないという方もいらっしゃいます。
 
 
このようにお口の中、特に喉の奥に物が触れるとオエッと気持ち悪くなる嘔吐反射(異常絞扼反射)が起こることが多いです。また人によっては触れそうになっただけでこの反射が起こることもあります。
 
 
私が今までに経験してこの反射が一番強かった経験は、歯科医になって2年目くらいでした。
とある会社に歯科検診に行った時です。
20代の男性会社員の方で、ミラーがわずかに唇にふれただけで嘔吐反射が出てしまい、結局その方は検診ができませんでした。
 
 
まだ経験の浅い歯科医だった私は、これから度々このような状況になったらどうすればいいのだろう?と強い不安を覚えました。
 
 
しかしそれ以来何十年も歯科医をしていますが、そこまで反射が強い方には出会った経験はありませんので、やはりあの方は相当強い嘔吐反射をもっていらしたのだなぁと時々思い出します。
 
  
 
 
嘔吐反射は、生理的な反射であったり過去の気持ち悪くなった記憶や歯科治療への恐怖心などの精神的な要因が考えられます。
 
 
この反射が強い患者様は治療内容によって、通常の歯科治療を行うことが難しいこともあります。
 
 
場合によっては、笑気麻酔や静脈内鎮静法などを使って反射を抑えながら治療することもあります。
 
 
そこまで強くない場合は、当院では器具の位置に配慮したり水が大量にお口の中に溜まらないようにするなどの工夫をして治療できることもあります。
また触る場所や治療内容によっては、ラバーダムというゴムのシートで口の中から治療部位だけを隔離することで楽に治療できることもあります。
 
  
 
 
その他にはツボの刺激も有用と言われています。
 
 
左右の鎖骨の間あたりにある「天突」、手首の内側の「内関」という経穴(ツボ)を圧迫したり、シール状の置鍼を貼るなどして反射を軽減することができます。
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坂元 大海 他1名
ツボ単―経穴取穴法・経穴名由来解説・腧穴単語集より
 
 
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このシール状の置鍼は当院に常備しているので、不安な方はお申し出いただけたら使うことができます。
 
 
 
 
またマウスピースなどのお口の中に入れる装置が気持ち悪い場合は、脳歯科治療の出番です。
 
 
まずはお口の中に入れる以前に装置の形や厚みがその方に合っているかどうかをOリングテストでチェックをして修整をします。
 
 
次にお口の中に入れていただいた時に嘔吐反射が引き起こされる接触がある部位をOリングテストでチェックして更に修整を加えます。
 
 
これによってかなり辛さが改善することができる事が多いです。
 
 
そもそも口腔内で嘔吐反射が起きやすい場所というのは決まっていて、口蓋の後方真ん中辺りや下顎の喉に近い内側の部分など、学校でも入れ歯の調整の時に教わっています。
 
 
しかしOリングでチェックすると、そのような部位以外に反応が悪い所が度々出てきます。
時にはえっ?こんなところ?と思うようなところでOリングテストがネガティブになることもあります。
 
 
そこを調整するとスッと問題なくお口の中に入れられるようになった経験は何度かあります。
 
 
セオリー通りの調整で改善しない場合にはとても有効だと感じます。
 
 
 
 
歯科治療というのは、敏感な口の中に様々な刺激が加わる行為です。
できる限り楽に治療を受けていただくために、西洋医学的なアプローチだけでなく、引き出しの中から様々な方法を組み合わせて、苦痛を取り除きたいと思います。
 
 

もし慢性的な痛みや機能低下がある場合、その原因がお口の中にあるかもしれません。
脳歯科の治療を選択肢の1つとお考えでしたら、ぜひご相談下さい。
 
 
また一般歯科治療でも身体に最適な治療を受けたいと思われる方もご相談下さい。
 
 
脳歯科の初診は一般治療の場合とは異なり、2時間のご予約時間を時間をお取りします。
 
ご予約の際には必ず脳歯科希望の旨をお伝えいただきますようお願い申し上げます。
 
 
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