こんにちは。
横浜市港北区の歯科医院 眞美デンタルオフィスです。
こちらのブログでは脳歯科や東洋医学などの話題を書いています。
当院では通常の歯科治療と共に、東洋医学や脳歯科などのホリスティックな治療を取り入れて、患者様に最適な治療を選択するようにしています。
噛み合わせを調整=咬合調整と言います。
一般に歯科医師において咬合調整は、歯のかみ合わせを正常な状態に整える治療と認識されています。治療には歯の強く当たっている場所を削って、当たりを柔らかくする方法やマウスガードの使用などが含まれることがあります。
いずれにしても、噛み合わせの調整というと歯科医師も含め多くの方がカチッと上下の歯がぶつかる状態、もしくは噛み合ったところから顎を左右に動かして当たるところを調整するとイメージすることと思います。
実はカチッと歯が当たる瞬間は、顎を動かす運動の最終地点です。
下顎が筋肉や関節の動きによって上の顎に近づいてきて、最後が歯が当たった地点なのです。
もし近づいて来る途中の動きの経路に問題があって、結果として最終地点がズレてしまっている場合も考えられます。
しかし、実際には噛み合わせの調整というと最終地点のみを対象に見ているイメージです。
よく治療の時に赤い紙や青い紙を「カチカチしてくださーい」と言われて噛みますが、あれは最終地点でどこにも当たっているかをマークするためのものです。
そこまでに来る道のりは、歯はほっぺや唇の内側、舌に当たりながら動いています。
脳歯科の治療ではこの過程のほっぺや唇の内側、舌の粘膜が歯から刺激を受けていることによる反応を重視します。
まず最終地点のカチカチの当たりを見る前に、運動経路途中の歯から与える粘膜への刺激を取ってから、最終地点の上下の歯の当たりを必要なら調整します。
顎の運動経路途中で嫌な刺激があれば、顎の運動は本来の正しい経路からズレてしまうことがあるからです。
ここを無視するといくら最終地点を調整し顎の本来の動きを回復することが難しくなってしまいます。
顎を動かす時に、粘膜が歯から受ける刺激はご自身で痛いとか押されていると感じることはない位のとても弱いものです。
そんなものくらいで変わってしまうの??と思われるかもしれませんね。
しかしご自身の経験を思い出してみてください。
お口の中に細い髪の毛が一本入っただけで不快感を覚えませでしたか?
お口の中はとても敏感なのです。
動物は生きるために口から食べ物を摂取する必要があります。
身体にとって良くないものを飲み込んでしまわないように防御する動物の生存本能なのだと思います。
噛み合わせと一口に言っても、運動経路の問題も解決しないと改善しないことが多々あると思われます。
もし慢性的な痛みや機能低下がある場合、その原因がお口の中にあるかもしれません。
脳歯科の治療を選択肢の1つとお考えでしたら、ぜひご相談下さい。
また一般歯科治療でも身体に最適な治療を受けたいと思われる方もご相談下さい。
脳歯科の初診は一般の歯科治療の場合とは異なり、2時間のご予約時間をお取りします。
このためご予約の際には必ず脳歯科希望の旨をお伝えいただき、時間を確保させていただけますようお願い申し上げます。
眞美デンタルオフィス
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