こんにちは。
横浜市港北区の歯科医院 眞美デンタルオフィスです。
こちらのブログでは脳歯科や東洋医学などの話題を書いています。
当院では通常の歯科治療と共に、東洋医学や脳歯科などのホリスティックな治療を取り入れて、患者様に最適な治療を選択するようにしています。
日々の脳歯科の診療の中から様々な治療例をお話していこうかと思います。
今日は頭痛に悩まれている50代女性の患者様のお話です。
この方は毎日頭痛がひどく、鎮痛剤なしではいられないとお困りでした。
この方は以前から通院されていますが、元々食いしばりが強い方なので、歯にも関係があるのではないかと脳歯科の治療を希望されました。
お痛みは起床時に最も強く、来院された日もにも鎮痛剤を飲んでいらっしゃいましたが、午後になってまた痛みが出てきた状態で診療が始まりました。
お話を伺うと、頭痛で医科の通院はされていないそうです。
頭痛は様々な全身的な病気のサインかもしれないので、今回の治療で改善が見られなかったら医科の受診をしていただくようお願いして、今回の治療をすることとしました。
特にお痛みの箇所は右のこめかみ。
今座っていても、ズキズキと痛みを感じるそうです。
お口が開きにくいということはありません。
肩こりはあまりなく、首の付根は痛い。
ギックリ腰は3回ほど経験しているとのこと。
たまに耳鳴りがします。
手足が冷える。
膝や足に痛みはないとのことでした。
側面や前後から体を押してふらつきがあるか診査をしてみると、左から力を加えた時に大きくふらつきます。
(写真はふらつきの検査のイメージです。患者様ではありません。)
肩の柔軟性の診査では左肩が硬く、腕を挙げるときにスムーズにはうごきませんでした。
お口の中に関連があるかを調べると、下の前歯に原因がありそう。
ここでいきなり削ることはせず、切削器具をお口のそばに持っていき、回転させて風や音による振動をあたえると肩が軽く上がり、症状が改善しました。
ここではまだ実際の調整はしません。
次に股関節の柔軟性の診査です。
ベッドに仰向けに寝ていただき、左右の足を上に持ち上げると右側に痛みがありました。
そこでOリングで骨盤と仙骨の調整方向を決めてから、軽く私の手で腰を動かしますと、足の上がりが格段に良くなり、患者様も驚かれて笑いが出てしまうくらいに変化が起こりました。
ベッドから立っていただき
再びふらつきがあるかの診査を行うと、どの方向から体を押してもふらつきはなくなっていました。
ここまでが全身の調整です。
脳歯科では全身の調整後に
口の中に対象を移すという順番で治療が進みます。
こうすることによって、口の中の調整を最小限に抑えることができます。
次に歯科用治療台に座っていただき、最後の調整です。
首の付根が痛いとのことでしたので、首を動かしていただくと、顔を右に向けた時に運動制限がありました。
Oリングで歯を特定し、右上の小臼歯と、左下の前歯それぞれ一本ずつ、軽く調整を行いました。
起き上がっていただくと、首の動きも格段に良くなり、また肩の柔軟性の診査でも軽く腕が上がるようになりました。
ご本人もとても驚き、すごいすごい!と喜んでいただいたのですが、
「そういえば、肝腎の頭痛は?」
と伺うと、
「あれっ?!全然痛くない!!」
とのことで「すっかり忘れる程になっていたんですね」と大笑いでした。
この治療後一年以上経ちますが再発はなく、快適に過ごされているとのこと。
おそらく口の中の粘膜への刺激が、顔や頭の筋肉を緊張させていたのだと思います。
頭痛はとても鬱陶しいものですので開放されて格段にお顔も明るかったです。
お役に立てて良かったです😊
身体の不調、もしかしたらお口の中に原因があるかもしれない。
気になる方はご相談下さい。
脳歯科の初診は一般治療の場合とは異なり、2時間のご予約時間を時間をお取りします。
ご予約の際には必ず脳歯科希望の旨をお伝えいただきますようお願い申し上げます。
脳歯科の診療は健康保険外の自由診療となります。
眞美デンタルオフィス
こんにちは。
横浜市港北区の歯科医院 眞美デンタルオフィスです。
こちらのブログでは脳歯科や東洋医学などの話題を書いています。
当院では通常の歯科治療と共に、東洋医学や脳歯科などのホリスティックな治療を取り入れて、患者様に最適な治療を選択するようにしています。
お口の中はとてもたくさんのセンサーがあるということを前回、前々回にお伝えしました。
ではセンサーは何を感じ取っでいるのでしょうか?
脳歯科で代表的なのは、歯の表面が粘膜に与える刺激です。
これはご自身が感じない程度の圧迫であったり、形の不具合であることが多いです。
義歯やマウスピースでも粘膜に与える影響はあります。
このような場合にはお口の外で義歯やマウスピースの表面を調整します。
Oリングを用いると、お口の中に本体を入れていない状態でも、身体に良くない影響を与えている部位がわかります。
口腔外で調整をほぼ終えてから、お口の中に戻して最終的に身体の反応を確認します。
このように咬み合わせを見る赤い紙(咬合紙)やフィットチェッカーという粘膜との接触具合を調べる材料を用いずに大体の調整は終わります。
赤い紙やフィットチェッカーを使った場合にここを調整するべきと見つかるのと違う場所が調整の必要な所になることも多いです。
ではこういう粘膜の圧迫や咬み合わせだけがお口の中で感じる要素でしょうか?
脳歯科の治療では、お口の中、義歯やマウスピースを調整する切削器具もOリングで様々なチェックをして最適な状態で器具を使います。
それはなぜでしょう?
器具が発する音、振動、風なども脳歯科治療の結果に影響を与えるからです。
私も脳歯科セミナーで脳歯科の考案者である新神戸歯科の藤井義朗先生から初めてその話を聞いた時は
「そんなことまで気にする必要があるの??」
と思い、驚きました。
しかしニュースや知り合いからよく聞く話として、
隣の家の工事の音が1日中続いていたらうるさくてイライラし、結果的に不眠になったり頭痛がして体調が悪くなってきた…
このような騒音問題はまさに音に身体が影響を受けていることを表しています。
逆に今は色々な企画物のCDが出ています。
表題には
・癒やしのサウンド
・仕事や勉強に集中できる音楽
・アルファ波の出るサウンド
など、音が身体に良い影響を与えるんだな〜とよくわかるタイトルがついています。
音は身体にとって癒しにも攻撃にもなります。
そして身体は良くも悪くもちゃんと反応をします。
例えばキーーーッとガラスを引っ掻くような音で鳥肌が立つことはありませんか?
そのような時は何かに触られているわけでもないのに身体は音に反応しているのです。
話を戻しますが、お口の中を調整する歯科用器具は、回転運動をするものがとても多いです。
そして高速回転をさせる時には、摩擦熱を塞ぐため風や水が出て、冷却をします。
毎日医院にいる私達には、治療室で日常のBGMのように回転音が聞こえています。
治療中これがドーム型のお口の中で響き、患者様の耳の近くで聞こえています。
また、振動、風が伝わります。
(ちなみに、脳歯科の調整においては水の冷却が必要なほどの勢いで歯を削ることはないため、常に水は止めています。)
良くも悪くも何らかの変化が身体に起きても不思議ではありません。
なので脳歯科の治療で不調を訴えていらっしゃる方の調整をする前には
・先端につけるバー(削るもの)
・器具本体の回転方向
・器具本体の回転速度
・削る時の器具を動かす角度や方向
などを全てOリングの反応により、その方に最適な状態を決定してから、お口の中、あるいは患者様の横で回転させます。
それでもいきなり歯に当てず、まずはシュミレーション(空回し)をします。
そこで患者様の身体の反応を見ます。
そしてOリングで良好な反応を得られたのを確認してから初めて実際に調整を行います。
脳歯科の治療はお口の中だけでなく、音なども含めた環境も治療結果に影響するという考えのもとに行われています。
そのため、様々なチェックをしながら治療にあたっています。
身体に最適な治療を受けたいと思われる方はぜひご相談下さい。
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